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イギリス

イギリスのコメディーはどこかパンクな感じがする。突き抜けてるというか、タブーが薄いというか、アメリカのコメディーよりもずっとあくが強いと思う。

僕はイギリスに住んだことがないし、実際のところは全くわからないのだけど、今回の暴動を見ていて、なんかそういうのと根っこがつながってないのかな、という気がした。どこか投げやりで、アメリカ人が言うような理想を言っても誰も信じない、みたいなところが。

今回の暴動を見てると、貧富の差や人種差別に対する不満が爆発した、なんていうのではなく、もっと投げやりで、たがの外れた感じがする。別にどうでもいいじゃん、というような。

断片的な話から推測してるだけなので、戯言かもしれないけど、あの国では、真っ当に生きようという意欲が起きにくくなってるのかもしれないと思った。

製造業が空洞化してしまって、ろくな仕事が見つからない(高等教育を受けない限り)、とか。高福祉だから、仕事をしなくても住むとこには困らない、とか。家庭崩壊が多く、身近なロールモデルをが見つけにくい、とか。牢屋が足りないから、捕まってもすぐに出てこれる、とか。

そんな断片的な情報を聞いただけの推測にすぎないのだけど。でも一回そういう状態になったら、もとに戻すのは至難の技だと思う。産業構造を元に戻すのは難しいし、なによりも、家庭環境は親から子に受け継いでいくから。簡単にできそうなのは、犯罪の厳罰化くらい? しないよりはましだろうけど、どの程度効果あるのかな。
by TuscanyCafe | 2011-08-17 00:06 | 思う
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