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紅白

紅白を見た。子供だましとロリコンとヤンキーの世界だった。(演歌もヤンキーの延長線だと思うので、結局8割がたがその世界。) 昔はもっとアイドルの曲もちゃんとしてなかったっけ。アイドルはいいとして、ちゃんと音楽で売っているはずのアーティストの曲にも、退屈なメロディや薄い歌詞の多いこと。ああいう歌詞やメロディって、日本の外にはありそうでない気がする。身体感覚が伴わないというか、予定調和的というか、嘘くさいというか、独特の世界だな。日本のロック/ポップのレベルも奥行も実はすごいのは知っていて、好きなアーティストは他にたくさんいるけど、紅白が日本のメインストリームだとしたらかなり酷いな。同じ夜遅くにケーブルTVでライブをやっていたColdplayは海外のメインストリームだと思うけど、その落差はあまりに大きいので比べる気にもならない。たぶん韓国や台湾や香港のメインストリームの方が、日本よりもずっとまともだと思う。こっちにいると結構聞く機会が多いけど、アイドル系でもわりとちゃんとしてる気がする。(あのソリソリソリソリネカネカマチョマチョ(?)とか、結構耳から離れない。)

ぼろくそ言うなら初めから見なきゃいいのだけど、年末年始の風情の全くないこの街で大晦日を感じようとすると、紅白しかないのです。だから、チャンネルを変えようとする人がいると、こら、と怒っていたくらい。でも全部がダメだったわけじゃなくて、MISIAなんかはよかったと思う。あと矢沢永吉もちゃんとしてた。清志郎が生きてたら、こういうふうに出てきてくれたかもなとか思ったりした。
by tuscanycafe | 2013-01-03 00:02 | 観る読む聴く
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