最近読んだ新聞記事や本で印象に残った話を、順不同かつ相互無関係に3つ。
チベットでは、死体をハゲタカに食わせて天に返す葬式、「天葬」が一般的らしい。でも、最近は西洋薬の服用のため、ハゲタカが食ってくれなくなったらしい。 宗教と哲学の根本的な違い。 宗教の本質は信じること。哲学の本質は疑うこと。宗教では、いくら非合理に思えることでも、それを信じる。哲学では、いくら合理的と思えることでも、それを疑ってみる。 最近公立の小中一貫校が増えている。その理由は、中一ギャップ。 中一ギャップとは、小学6年から中学1年に上がった途端にイジメや不登校が急増する現象のこと。ある調査ではイジメは6倍、不登校は3倍になったとのこと。 <参考記事> 開校相次ぐ公立小中一貫校 (asahi.com) 随分前の僕の経験でも、中一ギャップは大きかった。イジメや不登校はそれほど目立って感じなかったが、ヤンキーが急増したり、校内暴力(対教師)の嵐が吹き荒れたり、授業を真面目に受ける奴が馬鹿にされるようになったりした。たしかにあれは、小中一貫だったら随分違っていたと思う。だから、この小中一貫は、結構効果があるんじゃないかと思っている。 ついでに言わしてもらえば。 東京の公立教育の仕組みには、他にも改善できる点があると思う。平日の夜9時台に電車に乗っていると、N印のリュックを背負った小学生がたくさん乗ってくることがある。塾から帰宅する集団だ。どう考えても異常だけど、今の東京ではそれが普通らしい。 逆説的だが、東京の公立高校にもっと格差や序列をつける(復活させる)といいと思う。東京育ちではないので、実は本当のところは分からないのだが、昔、偏差値地獄の解消が叫ばれ、公立高校の序列が解消されたのではないかと思う。でもそれは完全に裏目だった。その結果、勉強のできる子は皆私立に流れた。そして私立の名門高校には中高一貫校が多いから、中学受験が勝負になる。そして、私立の受験問題では、差をつけるために学校で教えない内容を出すから、小学生は塾に行かざるを得なくなる。 だから、公立高校の格差/序列を復活させるのが、結果的に一番いいと思います。小中一貫に加えて、公立高校間の競争を。
by tuscanycafe
| 2006-04-10 00:41
| 言葉
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