僕と直島との出会いは、東京のオフィスビルの地下にある歯医者でした。椅子に寝転がって待っている間、視線の先にあった卓上カレンダーの写真。なんて気持ちよさそうな場所なんだろう(この憂鬱なクリニックとの落差といったら!)と思い、撮影場所を見たら、直島のベネッセアートサイトでした。
それから数年経ち、ようやく実現した直島行き。この数年の間に地中美術館もオープンし、しかも今は、直島スタンダード2(5年ぶりの全島挙げてのアート祭り?)の開催中。ええ感じ。 直島に向かうフェリー。すっかり夜になった展望デッキに上ると、真っ暗で、目の前の物すらろくに見えない。その分、星だけは無性に多い。ようやく目が慣れた頃、黒々した島が目の前に迫ってきて驚く。(かなりの迫力だったその島は、しかし直島ではなく、直島沖の小さな島でしたが。) 直島の宮浦港に到着後、港のそばの旅館に入り、その日は終了。 翌朝。 同じ宿に一人旅のドイツ人のおばあちゃんが泊まっていた。今住んでいるシドニーの新聞で、直島にある草間彌生のかぼちゃの写真をたまたま見て、ここに来ようと思ったらしい。日本語もできないのに一人旅で、しかも宿の予約もなく、直島に来たらしい。なかなかやるもんだ。直島のあとは、これも向こうの新聞で見つけた Miho Museum(滋賀)に行くらしい。 ・・・・・・・・・。 おばあちゃん、話が長い。朝出掛ける前に、かれこれ40分ほどつかまってしまった。 ようやく活動開始。 まずは宮浦港の海の駅で自転車を借り、地中美術館へ向かう。 地図を見てショートカットしようと思ったら、坂道がかなり激しい。しかも自転車の前輪がパンクしているぢゃないか。(空気を入れたのにすぐ抜けた。) 汗だくで地中美術館へ到着。 つづく。 (こら。前置きだけで終わりかい。) => 直島 2へ。
by tuscanycafe
| 2006-11-05 02:03
| 旅に出る
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