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直島 3

直島 3_a0029712_0184262.jpgベネッセハウスのあとは、本村(ほんむら)の家プロジェクトへ。

今度は、平坦な農村エリアを抜けて、本村港を目指す。本村に到着後、タバコ屋さんでチケットを買って、まずは角屋へ向かう。角屋に向かう途中、UFO襲撃に出会う。

角屋の外観は、昔ながらの蔵の風情。中に入ってみると、家のなかが池になっていて、池のなかにたくさんの数字が浮かんでいる。家の梁などを維持しているせいか、意外と家に調和していてよい。

角屋のあとは、杉本博司の護王神社へ。ふむふむ、ぼちぼちでんなぁ。

直島 3_a0029712_0163040.jpg家プロジェクトで一番面白かったのは南寺。再び、ジェイムス・タレルの作品で、未体験の視覚(?)を味わえる。美しいとか美しくないとかではなく、新しい刺激が楽しい。(写真は、南寺の裏側の外観。)

南寺を出たところで、同じ宿で出会ったドイツ人のおばあちゃんに会う。今日の感想を聞くと、美術館のチケット代が高い!とのこと。たしかに、地中で2000円、ベネッセハウスで1000円、家プロジェクトで500円は、セットで割り引いてもいいよね、などと雑談。きりがないので、じゃあね!と言って別れる。

そのあと、結構有名なカフェ「まるや」(リンクはexblog)で休憩。まるやは、東京でいえばシモキタ的なゆるさがよい。この日は夜(?)にライブがあるようで、庭で準備が始まっていた。まるやを出ると、ドイツ人のおばあちゃんが、日本人のおねえさんをつかまえて、この新聞記事を見て直島に来たんだよ、という話をしていた。そしてその横では、地元のおばあちゃんが、まるやでライブをするバンドのおにいちゃん(多分)に、あんたはどっかで見たことあるねー、などと話かけていた。

直島スタンダード2の展示は、本村地区に多い。さっきのUFOなど、屋外で見れるものもあるのだが、チケットを買わないと観れない屋内作品も多い。フェリーの時間が近づくなか、チケットを買って観るかどうか迷う。結局、チケット代2000円をけちって島を散策することにして、見送った。

直島 3_a0029712_0275197.jpgチャリでぶらぶらしながら、フェリーのつく宮浦港へ。宮浦港には、草間彌生のもうひとつのカボチャがある(直島スタンダード2の期間中のみ)。てんとう虫かぼちゃ。中に入ってみたかったけど、ロープが張ってあって入れなかった。

日が暮れてくると、かぼちゃの近くの作品に気がついた。白い三角コーンがたくさんあって、電気が波のようについたり消えたり。しばらくその波を眺めてから、その隣に停まっていたパン屋のワゴンでパンを買い、フェリーに乗り込む頃には、すっかり暗くなっていた。
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                (てんとう虫南瓜、考え中。)

おわり。
by tuscanycafe | 2006-11-07 00:44 | 旅に出る
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