説得本能

アダム・スミスといえば、神の見えざる手。自由主義経済の権威。
特に経済学に興味がなければ、今さら話題にすることもない人。

でも今日、面白い記事を読んだ。
アダム・スミスによれば、人間には、説得本能があるという。
他の人に自分の考えを伝えて共感してもらいたいという本能。

この説得本能が、自由主義経済のベースになっているという。
人間は、他の人の世話にならないと生きていけない。
他の人に世話をしてもらうためには、暴力で強制するのでない限り、
自分もお返しにその人の世話をしなければいけない。

そうやって世話/仕事/価値を交換するという人間の性質を、交換性向というらしい。
人間には交換性向があるので、放っておくと交換を始める。
それが経済の基礎を作る。

なぜ人間には交換性向があるのかと問われ、アダム・スミスは、
人間には説得本能があるから、と答えたと言う。

このあたり少し分かりにくいが、要するに、自分の仕事を他の人に喜んでもらい、
代わりに仕事を受け取る。そういうのを楽しいと感じるのが人間、説得本能。
多分、そういう意味ではないかと。
(読み終わった記事を捨ててしまったので、曖昧な記憶で勝手な考えを書いてますが。)

説得本能という言葉が気に入った。
結局、仕事を面白いと感じるのは、そういうことかもしれないと思う。

経済学なんてあまり面白いものとは思わないけれど、経済やってるのも人間だから。
アダム・スミスはともかく、ヒュームの「人性論」とか、いつか読んでみようかとも思う。

ちなみに、出典は再び日経新聞朝刊。
いかにもつまらなさそうな新聞だけど、実は結構面白い記事があるのだ。
(前回の投稿といい、日経にはリベートをもらいたいくらいだ。連絡をくれれば、振込先を教えたい。)
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by tuscanycafe | 2007-02-01 00:18 | 言葉 | Comments(0)
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