いきなりですが、昨年のメモから (本と美術展)

あけましておめでとうございます。

connecting dots。僕はおととしの終わり頃から、読んだ本や行った美術展をブログ(非公開)でメモしてるのですが、昨年のメモを見ると、前にSteve Jobsが言ってたこの言葉を思い出しました。

ひとつのことが好きになって、それを掘り下げていくと、また別の好きなことが見つかって、芋づる式に興味が広がってきたのが、僕の昨年でした。Jobsが言ってたみたいに元々バラバラの点(dot)があとから繋がるというのとは、ちょっと違うけれど、感覚としては近い気がしました。

ブログのメモによると、昨年一年に読んだ本は47冊、行った美術展は29回でした。こうやって数えてみると、本はともかく美術展が多すぎる気がします。どんだけ暇やねん、という感じ。でも、出張先で空き時間に行ったり、平日にちょこっと行ったのが多かったので、実際はそれほど行った気がしないです。

今年行った美術展は、最初のビル・ヴィオラ(森美術館)から始まって、最後は「乾山と光悦」(出光美術館)でした。今年読んだ本は、「現代語訳般若心経」(玄侑宗久)から始まって、最後は「あおい」(西加奈子)でした。最初と最後だけ見ても全くバラバラですが、その途中もバラバラでした。

色々書き出すときりがないので、昨年読んだ本と行った美術展のなかで、よかったものを挙げてみます。

<小説>
わたしを離さないで (カズオイシグロ)
悪人 (吉田修一)
5 (佐藤正午)
警官の血 (佐々木譲)

どれも、しっかり練られたいい作品でした。順不同ですが、あえて順位をつけると、上に挙げた順番どおりかなぁ・・。共通して言えるのは、ストーリーやプロットがどうというよりも、日常に真実が宿る、という感じがしました。5だけはちょっと違うかもしれませんが・・。

<その他の本>
陰影礼讃 (谷崎潤一郎)
反転 (田中森一)
口語訳 古事記 神代篇 (三浦佑之)
国家の罠 (佐藤優)
美しき日本の残像 (アレックス・カー)

陰影礼讃と美しき日本の残像は、自分が好きなもの、それを邪魔しているものを、すっきり見せてくれた感じ。反転と国家の罠は、自分が知らなかった世界をリアルに見せてくれました。古事記(神代篇)は、単純に面白い。

<美術展>
ねむの木のこどもたちとまり子美術展(森アーツセンター)
20世紀美術探検(国立新)

今年はあまり感動したものがなかったのですが、ねむの木は物凄くよかったです。子供達の境遇とか、背景情報とは関係なく。20世紀・・・は、何がよかったのか忘れましたが、メモに「よかった印」がついてました。

そんな感じです。本と美術展がいいのは、予約が要らないことですね。僕の場合、いきなり暇になったり、急に忙しくなったりするので、予約しずらいのです。でも、今年は、オペラとか能とか演劇とか、予約が要るものにも行ってみたいです。能を見たいと思ったのは、陰影礼讃を呼んだのがきっかけで、少し前には、瀬戸内寂聴の「秘花」(世阿弥が主人公の小説)を読んだり、今は世阿弥の「風姿花伝」を読んでいる最中です。こういうのもconnecting dotsかなと思ったりします。

それでは、今年もよろしくお願いします。今年が皆さんにとって楽しい一年になりますように。
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by tuscanycafe | 2008-01-04 00:32 | 観る読む聴く | Comments(0)
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