せつない気持ちは突然やってきて、そこに居座る。なぜやってきたのかを考えても、全く分からないし、理屈で解明しようとしても、できるもんじゃない。そして、それは気持ちだけに留まらず、文字通り胸が痛みはじめたりして、身体にまで影響を及ぼしたりする。そこから逃れようとして、あるいはそれを和らげようとして、いろいろと試みてみるものの、結局どれもうまくいかない。そうこうしているうちに、これ以上耐えられないという地点まで達すると、人のなかに隠れている安全装置が動き出す。
その安全装置は、容赦なくすべてをぶち壊しにしてしまう。そうして、もうせつない気持ちが存在する余地をなくしてしまう。あとから冷静に考えれば、なにもそこまでぶち壊しにしてしまわなくても、と後悔するが、その時はそうするしかなかったのかもしれない、とも思う。そうしなければ、邪悪な考えに支配されたり、まともな社会生活ができなくなったりしかねないから。 ただ時が経つのを待ち、実際に時が経った今、そういうことだったのかなぁ、とようやく思う。そうじゃないと自分でも説明が難しいから。ぶち壊したかったわけではないし、それでOKと納得できたわけでは決してないけれども。
by tuscanycafe
| 2009-04-21 00:44
| 思う
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