カテゴリ:描く(?)( 9 )

getting closer

いつも絵を描くときは、描き始めや色の塗り始めだけ楽しくて、そのあと完成に近づくと苦痛でしかなかった。自分の描く絵が、自分の好きな絵からどんどん離れて行くから。

ただ今回の絵から、それが少し変わって来た。たぶんあと2,3回で完成するけど、まだ楽しいし、気に入らない部分はまだこれから調整して直していける気がしている。

たぶんこれまでは、気に入らない部分をどうやって直したらいいか見当もつかないし、一度塗った箇所を描きなおすために同じ色を作るのも時間がかかったから、気に入らないまま進んでいくしかなかった。今はようやく自分のイメージに近い色を作ったり、自分の好きな雰囲気を出すことが、少しずつできるようになってきたようだ。

まだまだ本当に好きなものにはならないけど、作業を進めるうちに好きな方向に近づくようにはなってきた。先生からもらうコメントも納得いくことが多くなってきた。時間は掛かるけど、続けているとだんだん賢くなってくる。絵だけじゃなくて、今のうちに他のことも始めようか、と思う理由でもある。
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by tuscanycafe | 2013-02-25 00:42 | 描く(?) | Comments(0)

Colors

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決して絵を描くのが好きなわけではなく、むしろ絵を描くこと(形をとること)は平均的な人よりずっと苦手で、ストレスフルですらある。それでもなぜやるのかというと、自分の好きな色や好きな色のコンビネーションや好きなテクスチャというものがたしかに存在していて、それを言葉で表現しろと言われるとできないが、気の向くままに絵の具を載せていくうちに、a0029712_23115460.jpgそういうものがときどきキャンバス上に現れたりするからなのだ。巧拙を基準にすれば、間違いなく拙になるし、人に理解されるのは難しいかもしれないが、それでも、しばらくじっとそれを味わっていたい気持ちにすらなる。本人としては、その時点で絵を終わってしまってもいいくらいの気持ちなのだが、それを先生に分かってもらうことは難しく、当然に絵の完成を求められる。自分としても、たしかにそこで終わってしまっては、さらなる発展や発見の機会を失うことになるので、不承不承さらに色を重ねて行くことになる。それで大抵の場合は最後にがっかりすることになるわけだけど、そういうがっかり度合いも、昔に比べてだんだん小さくなっている気がするし、途中経過で好きなものが現れる機会も増えている気がして、少しは成長しているのかなと思う。少なくとも、今の先生は、東京でやっていたときよりも自分に合っている気がする。それに、なによりアクリルは最高だ。


(追記)
誰かが描いた美しい雲の絵を見たとき、その雲がよく描けていることに関しては、感心はしても感動することはない。僕が感動するのは、その雲の美しい色あいや美しい色の組み合わせなのだ。だから、偶然現れた色や色の組み合わせであっても、感動することはある。上の2つ目の絵の左下隅の白を見ながら、そう思った。
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by TuscanyCafe | 2012-02-20 23:28 | 描く(?) | Comments(2)

描いてみる

一回アクリルをやると、もう油には戻れないですね、素人的には。とにかく乾くのが早いから、どんどん作業が進められる。忍耐がいらない。思いついたらすぐ実行に移せる。すぐやり直せる。だから楽しい。

今回の絵は、下絵を含めて3回で一応完成。先生からの宿題で、初めて模写をしたけど、たしかに勉強になった。次のモチーフを考えないとね。

今日来てた生徒は僕以外みんな女の人で、しかも外国人はたぶん僕だけだったと思う。ほとんどの人は先生と中国語でしゃべってたし、なかなか面白い雰囲気ではある。
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by TuscanyCafe | 2012-01-09 00:45 | 描く(?) | Comments(0)

日曜日

娘と二人で、線路を描いた。大きな紙に、24色ペンを使って描いた。線路は、にょきにょきと伸びていったり、にょろにょろと曲がったり、二股に分かれたりした。遠くに行ったはずの線路がいつの間にか同じ駅に戻ってきたりした。線路の枕木は、バッテンになったり、ひらがなになったりした。そのたびに娘は大笑いしていた。

僕の方が先に飽きて寝てしまったら、娘は線路の横に駅を書き込み始めた。駅の名前が分からないので、娘の電車が新しい駅に着く度に僕は起こされた。それから、その駅で乗り換えられる他の線の名前も。「常磐線はこちらでお乗換え下さい」とか、アナウンスしなくちゃいけないからだ。

夜、娘が寝てから、娘の24色ペンと紙を借りて、思いつくままに絵を描いた。木とか、顔とか、冷たい斧とか、犬とか。それから、心に浮かぶ感情を言葉にして書き込んでいった。同じ場所に重ねて書いていき、読めなくなるまで書いたら、ぎゅっとまるめて捨てた。描いている間は何も考えずにいられたが、エネルギーの放射というよりも、まるで箱庭療法のような気がして、自分で笑ってしまった。
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by tuscanycafe | 2008-09-21 23:24 | 描く(?) | Comments(0)

24色

自分の中で漂うモヤモヤを燃料にするとは言ったものの、一日の大半を過ごす仕事は、今それほど盛り上がっておらず、5、6割の力でこなせてしまうような状況なので、これにエネルギーを放射するわけにもいかず。だから、おもろい仕事、自分が120%の力を出さないと対処できない仕事を待ち望んでいるのだけれど、今はその巡り会わせではない様子。

夜中、家で一人で酒を飲みながら、絵を描き始める。娘のお道具箱から何枚かの紙と24色のサインペンを拝借した。

いいアイディアが浮かばないけれど、適当に描き始める。木だったり、人だったり。なるべく固有色と離れた色を選んで、あとは思いつきだけで適当に描いていく。そのうち、自分の中に漂っている言葉を書き始める。その言葉の上から、別の表現で書き重ねていき、それが読めなくなるまで続けて、最後はまるめてゴミ箱に捨てた。

これは、エネルギーの放射と言うよりも・・・・箱庭療法みたいなもん? ぎゅっと力をこめて紙を丸めたら、少し気持ちが楽になった気がした。

娘の紙をもらうのも悪いので、今日は無印の落書きノートを買ってきた。24色ペンは、貸してね。
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by tuscanycafe | 2008-09-20 23:37 | 描く(?) | Comments(0)

ようやく

1月から描いている油絵の完成がようやく見えてきた。実質的にはこれが初めての作品なので、要領が悪かったのはあるとしても、1年近くもかかってしまった。周りの人はその間にもう何枚も仕上げてたけど(笑)。

バランスが悪いのはわかっても、どこを直せばバランスがよくなるのか分からないし、直すべき場所がわかっても、思い通りに直せない。だから、うんうん唸って絵を眺めたり、何度も塗りなおしたりしているうちに、こんなに時間がかかってしまった。

学校(アトリエ)からの帰り道、モチーフにした父親の商売道具のことを考えた。自分が大人になれたのも、あの商売道具達のおかげかと思うと、うちの父ちゃんも大したもんだなと思った。会社員とか公務員なら、極端な話、大学を出て就職さえしてしまえば、あとは真面目にさえ働いていれば、野垂れ死ぬ心配は殆どない。でもうちの父ちゃんの商売は、そういう安定性とは対極だもんね。それで子供二人を大学まで行かせて、たいしたもんだ。本当に。

僕が描いた商売道具の絵は、一度親にも見せてみよう。多分感想は、なんじゃこりゃ、だな(笑)。1年かけてこれかいな、とか。気を遣って、口には出さないだろうけど。感謝の意もこめつつ、第一作まもなく完成。
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by tuscanycafe | 2007-11-23 00:01 | 描く(?) | Comments(1)

ようやく 1

僕は、子供の頃は、絵を描くのが得意だったらしい。
得意といっても、小学校の廊下に張り出される程度のことだったけれど、
なぜそんなことを覚えているかというと、理由がある。

小学校の高学年の頃、絵の上手い友達からこう言われたのを覚えているからだ。
 「お前も昔は、絵、うまかったのになあ。」

昔は、って・・。小学校低学年で絵の上手かった僕は、小学校高学年の時点ですでに、ダメ出しされてしまったのだ。それ以降、絵がうまいと言われたことは一度もない。

しかも、中学校の頃から字まで下手になり、今度は、
 「あんたも昔は、もっと字がうまかったのになあ。」
と、母親からもダメ出しをされるようになった。

高校時代に通った予備校の名物講師が、
 「字の上手い奴にろくなやつはいない。」などと言っていて、
こっちも「そうだ、そうだ」と調子に乗っていたが、
今思うのは、字の下手な奴に絵の上手い人はいない、ということ。

先日とある展覧会の芳名帳に名前を書いて、それを再認識しました。
おそらく美術関係者と思われる、僕以外の名前は皆、それなりにバランスのとれた味わいがあり、情けない思いをしました。

それはさておき、絵を習い始めたことは前に書きましたが、
ようやくデッサンを終え、色のある、油の世界に入りました。

楽しい。

油で描くと、下手な絵が名画に見えるのはなぜだろう。
(鉛筆デッサンのときは、そんなことはなかった。)

ゆがんだ形も、意図的にデフォルメしたように見え、
立体感のないベタ塗りも、熊谷守一の絵のように見える。
いい加減な色遣いも、フォーヴに見える(ちょっと言いすぎ)。

・・・と思っているのは、描いてる本人だけであるのは間違いなく、
周りの人にはヘタクソがばれているわけですが。

楽しければいいのだよ。とりあえず、今はね。

でも、少しデッサンをやったのが生きている気がするのも、少し嬉しい。

つづく。
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                 (直島の流木)
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by tuscanycafe | 2006-11-09 00:58 | 描く(?) | Comments(0)

むむむ (2)

ふと気がつくと、息苦しい。
デッサンをしていると、殆ど呼吸をしていなかったことに気付く。
無酸素運動では脂肪は燃えないのだ。

鉛筆で距離を測り、角度を測る。
何度測っても、目で見える長さ(の比率)と食い違う。
右と左の視力の違い(がちゃ目)のせいか?

硝子の器が陶器にしか見えず、立体のものが平面に見える。
植物と器が同じ材質にすら見える。
これはすべて、視力ではなく画力のせいだ。

硬い鉛筆を立ててカリカリ。
柔らかい鉛筆を寝させてザラザラ。
柔らかいザラザラに重ねて、硬いカリカリを組み合わせたり、こすってみたり。
教えてもらってやってみると、たしかに質感が出てきた。
(結構、マニアックな世界だなぁ。マスターしたら面白そうだけど。)

ずっとやっていると、同じモチーフが違って見えてきた(紙面ではなく視界で)。
最初よりも影が強く見えたり、形がシャープに見えたり。
直すべき箇所が次々見つかるのは、何も思いつかないよりはずっといい。

この1枚にここまで10時間。まだまだやりたいような、やりたくないような。
しんどいけれど、少しは楽しくなってきた。   (・・・・ような気がする。)

先は長い。
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by tuscanycafe | 2006-09-06 00:43 | 描く(?) | Comments(2)

むむむ

最近デッサンをやっています。
油絵にしろ何にしろ、まずはデッサンからだろう、という安直さで。

これが結構苦痛です。
受験じゃないからほどほどに、という声を後ろに聞きながらも、
立方体やらボトルやらと睨み合う。

やっぱり色のない世界はつまらない。

これがいずれ役に立つだろうと自分に言い聞かせ、忍の一字。
きっと絵を描くのが本当に好きな人は、こういう作業も楽しいのだろうな、と考える。
こっちはせっかちだから、どんどんいい加減に仕上げていく。

しばらくは我慢か。
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by tuscanycafe | 2006-07-11 23:53 | 描く(?) | Comments(5)