カテゴリ:旅に出る( 71 )

反射

半年ぶりに懐かしい南の街に帰る。空港に向かう道で、なぜか今回は寂しい感じがするのを不思議に思った。現地の友達の何人かが旅行中で会えないこともあるが、到着後半日間の自由時間に悲しい気持ちになりそうな、そんな予感がある。嬉しいことも悲しいこともあった街だけど、人生の大切な時期だったし、嬉しいことの方が多かったはずだけど、何故か思い出すのは悲しいことだったりするのは、人間が無い物ねだりなのかもしれない。今回は昔住んでいた辺りに泊まるので、いろんなことを思い出しそうで、体が反応するのだろう。体は勝手に反応するみたいだ。この間ヨーロッパに行った時はあんなに高揚していたのに。


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by TuscanyCafe | 2017-11-18 22:49 | 旅に出る | Comments(0)

ラスベガス

国の安全保障の観点からすると、日本の憲法問題よりも、アメリカの憲法問題の方が根が深そうだ。アメリカ憲法の修正第2条(武器保有の権利)が修正第1条(思想・表現の自由)よりも幅を利かせている、と今日のニューヨーク・タイムズの記事にあった。

外国人からすると、アメリカの銃規制の弱さは全く理解できないが、以前にアメリカ人にそれを言ったら、アメリカ人にも理解できないと言われた。

今日3本目の投稿。旅に出ると普段考えないことを考える。


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by TuscanyCafe | 2017-10-05 17:06 | 旅に出る | Comments(0)

Everything bagel, toasted, with cream cheese.

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ホテルの近くのカフェで朝食中。トーストしたeverythingベーグルにクリームチーズをたっぷり塗るのはアメリカにいた頃から気に入っている。BGMでDay Waveがかかり益々いい感じになった。その後もいい感じの音楽がずっとかかっているので、シャザムに活躍してもらう。欧州の中都市でも、暮らしの中の音楽のクオリティは東京よりずっと高いと思う。

ベーグルだけにしとけばいいのに、美味そうだったApfelkuchenのせいでお腹がいっぱいになった。アメリカンのようなコーヒーがあるか聞いたら、caffe cremeがそれらしい。ひとつ賢くなった。朝からこんな投稿してると、飛行機に遅れてしまう。


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by TuscanyCafe | 2017-10-05 15:00 | 旅に出る | Comments(0)

ドイツのアメリカ人

ドイツに住んでいるヒューストン出身の女性に会ったので、ドイツ人とアメリカ人の違いを聞いてみた。色々違いすぎてどこから始めたらいいか、と言いながら彼女が最初に言ったのは、ドイツ人は生活の計画をきっちりするから、あぁ今買い物に行かないと今日食べるものがない!といったことが起こらないということ。これはなんとなく分かる。

アメリカ人の方がオープンでイージーゴーイングって言うかと思った、と話を振ってみたら、彼女が言ったのが、アメリカ人は初対面でも誰とでも仲良く話すが、決してそれ以上深入りせず関係が深まらない。ドイツ人は他人とさほど話さないが、一旦話し始めると個人的な関係まで築くことができる、とのこと。これは膝を打ちたくなる感覚だった。たしか梨木香歩が「ぐるりのこと」で書いていた(違うかな)日本とアメリカの家の作りの喩えを思い出して、その話をしたら、彼女はよく分かると言った、

それから、ドイツのこの街では、紫の髪で歩いていても二度見されることはない、誰も人のことは気にしないから。でもヒューストンだとそうはいかないし、必ずジャッジされてしまう、とのこと。(英語の「人をジャッジする」のニュアンスをうまく表現する日本語があったら教えてください。) ヒューストンの方がずっと大きい街なのにと意外に思ったが、テキサスの土地柄もあるかもしれない。

彼女は名前はドイツ人なのにアメリカ人で、しかも少しラテン系の顔立ちをしているので不思議に思っていたら、彼女の二人のおばあちゃんはスイスとドミニカにいると言うので納得した。ドイツのさほど大きくない街にドイツの名を持つアメリカ人が馴染んでいて、それでも彼女のはっきりした物言いがたしかに若いアメリカ人らしくて、とても面白かった。



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by TuscanyCafe | 2017-10-05 14:12 | 旅に出る | Comments(0)

地味だけど

そう言えばこの間ヨーロッパで現地の人と飯を食いながら話していて、話題に出た日本のブランドはシマノやアシックス。

特定の分野で世界に浸透している日本のブランドは案外多くて、それが日本での認知度と必ずしも比例しないのが面白い。シマノは前から感じていたけど、アシックスも浸透してたのね。共通するのは性能や品質への信頼性だろう。日本が得意なのは、革新性よりも職人技なのだろう。


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by TuscanyCafe | 2017-09-02 14:31 | 旅に出る | Comments(0)

旅ロク

出張という旅のキロク+α。

飛行機が離陸してまもなく、日本人のアテンダントさんから「生意気なことを言ってもよろしいですか?」と聞かれたので、軽く身構えながらも「はい、どうぞ」と答えたら、「目を見て話してくださるので励みになります」と。面白いこと言いますね、と声を出して笑った。確かにそんなもんかもしれないと思いつつ、それ以降そのCAさんと話す時は自分の視線を意識してしまい、変な感じだった。

機内では沢山映画を見た。良かった順番に、Growing Smith、this beautiful fantastic、Gifted、光、Paris Can Waitの5本。邦題は、2番目がマイ・ビューティフル・ガーデン、5番目がボンジュール、アン。相変わらず邦題のセンスはダサいと思う。特に後者は原題を変える意味がわからない。でも5本見て全部良かったのは高打率だな。

日本に着いて日本人に囲まれ、皆せっかちなのか、せこいのか、すぐに押してきたり密着してくるので、がっかりした。海外の方が整然とは並ばないかもしれないけど、もう少し皆気持ちに余裕があると思う。でもそれに反応してしまう自分も同類なので、人のことは言えない。周りに影響を受けず、いつも悠然としていられらようになりたい。そういう人は尊敬するし憧れる。実はこのことは自分にとっては最重要のテーマかもしれない。

ヨーロッパに行くと、残念ながらまだまだ日本人は子供だなぁと思ってしまう。英語が得意じゃないとかいう問題じゃなく、他人に対する態度とか、余裕のある立ち振る舞いとか、シンプルだけど垢抜けた服装とか。日本人の方が優れている部分もあるとは思うけど・・。

この間ヨーロッパ映画の封切り初日にたまたま劇場に行ったら、映画の後にトークショーがあった。その国に造詣が深い日本人女性と配給会社の女性との対談だったけど、前者の方がきりっとしながらも温かさを感じさせる人だったのに対し、後者の方の発する言葉がとても安く薄っぺらだったのが、対照的だった。残念ながら日本のメインストリームのメディアだけに触れていると、後者になってしまうのかもしれない。


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by TuscanyCafe | 2017-08-27 22:30 | 旅に出る | Comments(0)

おされ

空港の待ち時間が長いので、本日2件目。

こっちにいるといつも思うのは、残念ながら男も女も、日本人より欧米人の方がずっとお洒落だということ。(例外はあるけど平均的には圧倒的に。)

欧米人が洋服を着てきた歴史が長いせいなのか、日本人のいろんなタブーのせいなのか、日本の統一性のない街並みと色使いのせいなのか、日本人が全体のバランスを考えずに「かわいい」に走ってしまうせいなのか。たぶんその全部なのだろうと思う。体の線を綺麗に出すこと、サイズの合った服を着ること、バランスの良い色使いをすることについて、完全に負けている。最近は、他のアジアの国の人達にも負けつつある気がする。

あ、でも冬服の場合はそこまで顕著に負けていないような気もする(多分夏ほどタブーに影響されないせいで)。それに日本の一部のお洒落な人は、感動的にお洒落だったりする。前に東京でサイ・トゥオンブリ展に行った時、他の人の格好よさに見とれてしまった。そういう意味では、日本は一部のお洒落な人(流行りとは別の流れの)と普通の人の格差も広がっているのかもしれない。



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by TuscanyCafe | 2016-10-16 17:06 | 旅に出る | Comments(0)

Go Dive

一年ぶりのダイビング旅行に行った。近所のダイブ・ショップのツアーなので、前回同様ローカルの子達と一緒。

旅の友の職業はまちまちで、獣医の看護婦とか、その彼氏で動物病院の購買マンとか、宇宙工学のエンジニアとか、プライベートの看護婦とか、元電話会社のエンジニアで今はダイブマスターとか。普段会わない人が多いが、共通点は僕以外は皆タトゥーをしてたことくらい。

獣医の看護婦がダイビングを始めた理由がふるっていて、テック・ダイバーになってシー・シェパードに入り、鯨を助けたいからだそうだ。日本に対して敵意はないんだけど、という前置き付きで。鯨を殺すことと牛や鶏を殺すことの差が僕にはわからないのだけど、その質問は聞きそびれてしまった。そんなに勇敢なのに水に潜るのが怖いというのが可愛らしい。体中に動物のタトゥーがしてあってわかり易かった。

国営の電話会社には秘密のフロアがあって、そこでSNSなどの発言を検閲してるらしい。エレベータではその階は存在せず、中階段で降りると黒い壁に黒いカーテンがかかっていて、入室に特別なセキュリティがかかっているらしい。(そういう演出するとかえって怪しまれるような気もするけど。)さすが明るい北朝鮮と呼ばれているだけのことはある。こんなことを書くとこれ自体が検閲にかかりそうだけど、今は国外にいるから大丈夫だろう。先進国のようでも間違えると怖い。

2人組の女の子は、1人が目がくるくると輝いて魅力的だけど人の話をあまり聞かない子で、もう1人が最初は魅力的には見えないけど人の話に丁寧に耳を傾ける温かい人だった。人のタイプを誇張したみたいで面白かった。

前回のダイブ旅行ほど皆と親しくはならなかったが、いろんな背景の人の話を聞くのは面白いね。日本からでもこういう機会ってあるのかな。ダイビング自体は、初めてシュノーケリングをした時ほど楽しいとは思えなかったが、ダイビングもこれで当分は体が覚えていて、またやりたい時に再開できるかなと思う。なんでも思い立ったらとりあえずやっておく主義。何をするにしても、面倒がらず壁を作らずに人と会って話し続けているだけで、少しずつ賢くはなっていくと思う。


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by TuscanyCafe | 2016-10-16 15:09 | 旅に出る | Comments(0)

No return

久しぶりにダイブ旅行に行くので、リフレッシャートレーニングに行った。行く前は面倒で、旅行も含めて申し込んだのを軽く後悔していたが、行ってみるとトレーニングだけでも気持ちが良かった。面倒に思うものほどやってみる価値がある証拠だ。そういうのは、一時的に気分が盛り上がった時に申し込んでしまって後戻りできなくするのがコツだ。
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by TuscanyCafe | 2016-10-05 01:17 | 旅に出る | Comments(0)

reunion

10年ぶりの友達に大勢会った。当時僕はもう社会人だったけど、彼らはまだ何かの卵の状態だった。それが今は立派に卵からかえって、その道の第一人者になっていたりするからたいしたもんだ。

留学時代の友達に会うと、日本の僕らは本当に庶民だなぁと思う。他の国からのクラスメイトは皆、自分の国でははっきり上流階級で、街の中心部に大きな家に住み、高級車に乗ったり、メイドを使ったりしていた。それがたまたま留学先では、僕らと一緒に庶民の生活をしていただけ。元々上流階級の上に優秀だから、キャリアを積んだ今はさらに拍車がかかっている感じ。それを腹の底から羨ましいとは思わないのだけど、同じ世界にいたはずの友達が別の世界にいるのを実感すると、なんかムズムズする感覚がある。

あとは、キャリアの積み方も、日本と海外では違うなぁ。日本でも海外のようなキャリアの積み方はあるわけだけど、一般的には、自分で選んだ道を極めにくい構造になっていると思う。その違いはちょっと羨ましいかな。日本でも大変な努力をすれば実現するわけだけど、そこまでしなくても実現できる構造は羨ましいと思う。

果たして、与えられたものに不満を抱かず受け入れる、という日本の美徳は、美徳なんだろうか。地震のときのように、そういう習性が美徳として働くことはあるし、ないものねだりの不幸せよりはいいんだろうけど、それを美徳として要求する社会は、それもまた生きにくい。

何物でもなかったころの自分や友達が、何物かになって集まり、そうだったかもしれない自分の姿について想像するのは、なんとなくむず痒い感じがする。満ち足りた部分を忘れて、足りない部分に目がいきそうになる。当時となにも変わらない友情と、当時から大きく変わってしまった環境と、いろんなものがないまぜになって、不思議な感じがする。
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by tuscanycafe | 2012-08-16 23:49 | 旅に出る | Comments(0)