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looking back

娘の学校の音楽会に行った。最初は娘の出番が終わったらさっさと帰ろうかと思っていたが、高学年になるほど迫力があって、結局最後まで楽しんだ。うまくてもへたでも、大人数のライブは楽しい。内容も、ラテンあり沖縄ありジャズありで、僕らの時よりずっと面白くなったなーと思ったけど、実はたいして変わってなくて、今だから良さが分かるだけかもしれない。昔歌わされた合唱曲も、未来とか希望とか友情とか、当時は嘘っぽくて退屈に感じたのに、今聞くと結構ぐっとくる。

例えばこんな曲で。
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by tuscanycafe | 2009-11-30 00:11 | 観る読む聴く | Comments(0)

体技心

最近読んだインタビュー記事、たしかゴルフの青木功だったと思う。よく心技体というが、本当は体技心の順番だ、と言っていた。体力をつけないと、技術も身につかないし、技術がないと、自信も得られないので、心も安定しない。

スポーツ選手だけじゃなくても、体調管理とか、体力のキープとか、大事だよなと思う今日この頃。ずっと旅ばかりしていると、なんとなく体がだるくて、いいアイディアも浮かばない。
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by tuscanycafe | 2009-11-27 23:58 | 言葉 | Comments(2)

かずおとみえこ

ここ一年くらい、面白い小説に出会わないなーと思っていたら、久しぶりに出会った。カズオイシグロの「夜想曲集」。短編集で、コミカルなシーンも多いので、これまでの作品とは趣きが違うけれど、さすがによく練られていて、久しぶりに面白い小説を読んだ気がした。うまい。でも今度はやっぱりずっしりくる彼の長編を読みたい。

そのあと川上未映子の「ヘヴン」を読んでみたら、これがとても良かった。本屋で書き出しを立ち読みしたら、ぐいぐい引き込まれたので、そのまま買ってそのまま読み終えた。もともと彼女の姿かたちが好きで(タイプというやつですね)、気にはなっていたが、彼女の小説を読んだのははじめてだった。

ある小説を好きになるかどうかは、ストーリーとか話のテーマ以前の問題として、文章のリズムとか、醸し出される雰囲気に左右される部分が多いと思う。そういう意味で、彼女の文章はしっくりきたし、また読んでみたいと思った。

何箇所か気になった台詞があって、それは宣伝に使われそうなキレのある台詞だったけれど、ちょっと浮いている感じがした(この登場人物はこれを決して言わないだろうなという感じ)。ただそれは、登場人物の人物像が立体的だったからこそ感じたことで、荒削りだけどいい小説という証拠かもしれない。

小説の内容についての感想は、書き出すと理屈っぽくなりそうなので、今回はやめておきます。ただ、鍵となるコジマと百瀬以外の登場人物で、主人公のお母さんが印象に残った。ああいう人が周りにいるだけで救われることが随分多いと思う。
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by tuscanycafe | 2009-11-23 00:31 | 観る読む聴く | Comments(0)

まだ夏の気配も残る10月の心地よい夕方。僕はチケットも持たずに日比谷の野音に向かった。ソールドアウトののその会場になぜかもぐりこめた僕は、体を揺らしたり、飽きてきたら入口でもらったシャボン玉をふいたり、疲れたら座ってお茶を飲んだり、また立ち上がって体をゆすったりしていた。僕の隣の人達は、やきそばを食べたり、チューハイを飲んだり、踊ったりしていた。始まった頃はまだ少し明るかった空は、だんだん暮れていって真っ暗になった。

役割を演じればいいだけじゃん、と言われながらも、毎日十何時間もその役割を演じてたら、そんな気持ちのいい時間のことは忘れ、気持ちが役割にどっぷり浸かってしまう。

そんな生活をしながらも、異国の街を友達と散策したり、昔住んでた街を自転車で流したり、親友の家で朝方まで話をしたり、案外気持ちのいい時間も過ごせている。とりあえず今は、そういうことを思い出しながら、役割を演じる。
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by tuscanycafe | 2009-11-20 01:22 | 働く学ぶ | Comments(0)

今週末

「おとうさん、子供の頃の夢は?」
 夢って?
「何になりたかった?」
 そうやなぁ、子供の頃は、学校の先生かな。それか、おじいちゃんの商売の後を継ぐか。
「ふーん。どうしてならなかったの?」
 もっと大きくなったらね、外国の人と一緒に仕事をするような仕事がやりたくなってね。
 だから、今、そういう仕事やってるでしょ。
「夢がかなったってこと?」
 ああ、そういえばそうやね。○子は、なにになりたいの?
「なんだと思う?」
 プリキュアでしょ。昔、七夕の短冊に書いてたよ。
 (これは記憶違い。本当は「アリエルになりたい」って書いていた。小さい頃だけど。)
「ちがうー! ○子はペットショップの店員さん。」
 えー? でも、○子はそんなに動物好きだったけ?
「いいの。かわいいから。店員さん。」

  *   *   *

「おとうさん、一番好きなのはどんなとき?」
 うーん、美味しいもんを食べてる時かな。
「えー?そんなとき? あとは?」
 あとは、お友達とお話してるときとか。○子と遊んでる時も楽しいよ。
 ちゃんと休憩時間をくれたらね。
 それから、○子とお話してる時もね。「ないしょー」とかばっかり言わなかったらね。
「むふふ」

  *   *   *

他愛のない週末の会話。でも、会話らしい会話がだんだん増えて来たかもしれない。
久しぶりのキロク(喜六)でした。

余談だけれど、そういえば、夢をかなえたなんて思ったことは一度もなかったな。ないものねだりじゃなくて、すでに持ってるものを喜ぶのを忘れないようにしないとね。どっかの歌詞でも、It's not having what you want. It's wanting what you've got.なんてのがあったっけ。
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by tuscanycafe | 2009-11-09 00:29 | 喜六 | Comments(2)

北白川

a0029712_23445924.jpgたまにしか行けないが、ガケ書房に行くと、いつもたくさん本を買ってしまう。今回は、インディーズのような詩集とか、アメリカの若手作家の小説とか。あの空間に行くと、そういう本に手が伸びてしまう。

ガケのあと、チャリで街を流した。昔よく行った定食屋も、ラーメン屋も、バーも、喫茶店も、まだ残っていて、少し驚いた。でも、一番流行っていたパスタ屋はつぶれていた。

ゆったりとした街並みのなかを自転車で走っている間じゅう、おなかのあたりがくつくつととろ火で炊かれているような感じがしていた。
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by tuscanycafe | 2009-11-02 23:54 | 旅に出る | Comments(0)

the Movies

まとめて映画を観た。私の中のあなた(My Sister's Keeper)、愛を読むひと(The Reader)、扉をたたく人(The Visitor)。

映画の感想を書くのは苦手だ。ひとつひとつのシーンを観ながら思うことはあっても、映画全体について言うことは思い浮かばない。無理をして感想を言うと、どうしても教訓じみた感想になってしまったりする。だから、上の3つの映画の感想を聞かれるならば、とてもよかった、と答えよう。

人に話しかけたり、なにかに誘ってみたり、久しぶりに連絡を取ったり。そういう場面で躊躇することは少なくない。面倒くさかったり、疲れていたり、拒まれるのが嫌だったり。でも、それを一歩踏み越えてみると、そこから世界が広がることがある。たいていは何も起こらないが、ときどき起こる。そして、一歩を踏み出さなかった人には、その世界の広がりが想像すらできない。

扉をたたく人の主人公ウォルターを観ていて、そんなことを思った。彼がちょっとした一歩を踏み出したことで物語が始まり、また一歩を踏み出して物語が深まる。それを踏み出すかどうかはほんの些細な心の動きだけ。

あとの二つの映画については、まだまとまった言葉になりません。
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by tuscanycafe | 2009-11-02 23:51 | 観る読む聴く | Comments(0)