花と断崖

a0029712_143048.jpg花を描いてもメルヘンにならないのに、
断崖を描いてもメルヘンになることがある。

オキーフの花、ルドンの花、クリムトの花、光琳の花
どれひとつとってもメルヘンではないのに、

現代日本画の、メルヘンの多さに辟易する。

誰かが、現代日本画のことを下手な洋画と表現していたけれど、
その気持ちもわからないでもない。

先日、「最澄と天台の国宝展」を観た。かっこいいポスター(右上のやつ)と、展示作品の80%が国宝・重文、というキャッチコピーに乗せられ、ふらりと観に行った。

仏像のかっこいいこと、かっこいいこと。私は決して所謂仏像マニアではないですが、虜になりました。この凛とした美しさを、今の甘ったるい日本画を描いている人たちには、見習って欲しいものです。

なーんて、美術を学んだこともないのに、偉そうにね。
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# by tuscanycafe | 2006-04-29 01:16 | 観る読む聴く | Comments(0)

節目

娘が入園式を迎えた。
入園式は、あっけないほど何もなく、淡々と終わった。

そして、初登園。

ついつい、娘がどうやって過ごしているのか
根掘り葉掘り聞きたくなるが、あまり聞いてはいけないらしい。

そういえば、子供にも秘密を許すべき、と聞いたことがあったっけ。

子供でも言いたくないことはある。思い出したくないことも。
それを無理やり聞き出そうとすると、嘘をつかざるをえなくなる。

だから、大きな耳を持とう。
無理やり聞き出すのではなく、小さな声でも話してくれるときには
聞き逃さないようにしよう。

夜、寝室で娘を寝かしつけていると、
娘が、もぞもぞと上半身を起こして落ち着かない。 
「ん?なに?」と聞くと、「お父さん、お顔くっつけて。」
おでこと頬をくっつけて寝る。寝かしつけのはずがこっちも熟睡してしまう。




P.S. 新しくできたTag機能とやらを試してみました。とりあえず最近のいくつかの記事だけ。
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# by tuscanycafe | 2006-04-11 00:01 | 思う | Comments(0)

天葬、中一ギャップ、ほか

最近読んだ新聞記事や本で印象に残った話を、順不同かつ相互無関係に3つ。

チベットでは、死体をハゲタカに食わせて天に返す葬式、「天葬」が一般的らしい。でも、最近は西洋薬の服用のため、ハゲタカが食ってくれなくなったらしい。

宗教と哲学の根本的な違い。
宗教の本質は信じること。哲学の本質は疑うこと。宗教では、いくら非合理に思えることでも、それを信じる。哲学では、いくら合理的と思えることでも、それを疑ってみる。

最近公立の小中一貫校が増えている。その理由は、中一ギャップ。
中一ギャップとは、小学6年から中学1年に上がった途端にイジメや不登校が急増する現象のこと。ある調査ではイジメは6倍、不登校は3倍になったとのこと。
   <参考記事> 開校相次ぐ公立小中一貫校 (asahi.com)
随分前の僕の経験でも、中一ギャップは大きかった。イジメや不登校はそれほど目立って感じなかったが、ヤンキーが急増したり、校内暴力(対教師)の嵐が吹き荒れたり、授業を真面目に受ける奴が馬鹿にされるようになったりした。たしかにあれは、小中一貫だったら随分違っていたと思う。だから、この小中一貫は、結構効果があるんじゃないかと思っている。

ついでに言わせてもらえば。
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# by tuscanycafe | 2006-04-10 00:41 | 言葉 | Comments(0)

不幸の三要素?

今日読んだ哲学者の土屋賢二氏のコラムが面白かった。

土屋氏にとって、一番幸福だったのは子供の頃。その理由は、その頃は人間を不幸にする三要素(所有と知識と人間関係の豊かさ)がなかったからだという。

<引用開始> 友達を遊びに誘う時は、家の前で、「けんちゃん、あーそーぼー」と叫べばよかった。遊びたければ、「いーよー」と答えて出て行き、遊びたくなければ、「あーとーでー」と顔も見せないで返事をするだけだ。断られると、他の友達を誘うか、ひとり遊びに切り替えるだけで、断る方も断られる方も、勘ぐったり気を回したりすることはなかった。

大人になるとこれが一変する。妻に本棚を直せと催促されて、正直に「あーとーでー」ですませたら、修羅場になる。人の誘いを断るときは、「犬が病気で」とか「法事で」と無理やり理由をつける必要がある。嘘つきにならざるをえない仕組みなのだ。 <引用おわり>

欲しかったものを手に入れる。知らなかったことを学ぶ。人とふれあい理解しあう。どれも、幸せに生きるために不可欠なようで、曲者でもある。求めて得られず、妬み、僻む。得られて、驕り、蔑む。得たのち失い、嘆き、失望する。

十代の頃、純文学の小説を読んで、よく理解できず、自分に何か欠落しているのではないか、と思っていた時期がある。登場人物の思考パターンが常に正しく、それと異なる自分の思考パターンは稚拙、という変な考えに取り憑かれたこともあった。

でも、子供が大人の考えることを理解できないのは当たり前で、むしろ正常だ。大人がこれまで経験してきたことを、子供は経験していないのだから。時々、若くして大人好みの小説を書く新人が出てくると、不思議な感じがする。実際に経験しないと分からないことは確実にある。

例えば昨日の映画(Lost in Translation)。あの映画のよさが分かるのは、実はあまり嬉しいことではない。主人公の孤独や喪失や混乱がよく分かるから心に沁みるのだ。子供でも孤独や喪失や混乱を味わうことはある。でも、大人のそれとは種類が違う。色んな選択を繰り返してきた末に、まさにstuckしてしまうことがある。どこにも行けず、そこにいるしかない。

たとえば夜遅く一人でホテルのバーに佇むシーン。子供なら、かっこいいと思うかもしれない。早くあんなふうな大人になりたいと。でも実は全然かっこよくなどない。つらいからあの場所にいるだけだ。他にどうしようもないのだ。

大人が子供よりもつらい、とはいうのではなく、子供の方がつらいこともある。子供の世界も意外と複雑だ。大人にとっては空気のように当たり前な自由が、子供にはない。大人以上にフツーであることが強要されるのかもしれない。

結論。
経験しなければ分からない思いも多いけど、20年も前に経験した思いももはや理解できない。それから、やっぱり人間関係の豊かさは厄介だ。
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# by tuscanycafe | 2006-04-04 00:19 | 思う | Comments(0)

"I'm stuck."

映画「Lost in Translation」を見ました。

前から見たかった映画ですが、予想以上に、というより予想外によかったです。
琴線に触れるシーンもあり。

日本が舞台でしたが、それとは関係なく、かなりいい映画でした。
Does it get easier?
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# by tuscanycafe | 2006-04-02 23:44 | 観る読む聴く | Comments(2)

言葉(生化学者の師匠)

一燈を掲げて暗夜を行く、暗夜を恐るるなかれ、一燈を頼れ

なんだこりゃ
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# by tuscanycafe | 2006-03-29 23:19 | 言葉 | Comments(0)

言葉(スポーツドクター)

セルフイメージを大きく持つ。
子供力。
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# by tuscanycafe | 2006-03-29 23:10 | 言葉 | Comments(0)