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うれてるもの

メジャーな日本のバンドのイントロのギターがラジオから流れてきて、結構いいなと思ったら、勇気づけるようなバイオリンが被さってきて台無しになった。音楽にしろなんにしろ日本で売れているものは甘ったるいのが多くて、それでもマイナーなものにはいいものも沢山ある。

だからこれは創る人の問題ではなく、多分聴く人の問題でもなくて、売り出す組織の問題なのかなと思う。その組織の中の空気とか仕組みとか。音楽に限らず、いろんなもの。

アマゾンプライムでソラニンという映画を観た。ああいう音楽も映画も好きだ。てことは売れてるものにもいいものはあるわけだけども。


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by TuscanyCafe | 2017-08-28 16:41 | 観る読む聴く | Comments(0)

旅ロク

出張という旅のキロク+α。

飛行機が離陸してまもなく、日本人のアテンダントさんから「生意気なことを言ってもよろしいですか?」と聞かれたので、軽く身構えながらも「はい、どうぞ」と答えたら、「目を見て話してくださるので励みになります」と。面白いこと言いますね、と声を出して笑った。確かにそんなもんかもしれないと思いつつ、それ以降そのCAさんと話す時は自分の視線を意識してしまい、変な感じだった。

機内では沢山映画を見た。良かった順番に、Growing Smith、this beautiful fantastic、Gifted、光、Paris Can Waitの5本。邦題は、2番目がマイ・ビューティフル・ガーデン、5番目がボンジュール、アン。相変わらず邦題のセンスはダサいと思う。特に後者は原題を変える意味がわからない。でも5本見て全部良かったのは高打率だな。

日本に着いて日本人に囲まれ、皆せっかちなのか、せこいのか、すぐに押してきたり密着してくるので、がっかりした。海外の方が整然とは並ばないかもしれないけど、もう少し皆気持ちに余裕があると思う。でもそれに反応してしまう自分も同類なので、人のことは言えない。周りに影響を受けず、いつも悠然としていられらようになりたい。そういう人は尊敬するし憧れる。実はこのことは自分にとっては最重要のテーマかもしれない。

ヨーロッパに行くと、残念ながらまだまだ日本人は子供だなぁと思ってしまう。英語が得意じゃないとかいう問題じゃなく、他人に対する態度とか、余裕のある立ち振る舞いとか、シンプルだけど垢抜けた服装とか。日本人の方が優れている部分もあるとは思うけど・・。

この間ヨーロッパ映画の封切り初日にたまたま劇場に行ったら、映画の後にトークショーがあった。その国に造詣が深い日本人女性と配給会社の女性との対談だったけど、前者の方がきりっとしながらも温かさを感じさせる人だったのに対し、後者の方の発する言葉がとても安く薄っぺらだったのが、対照的だった。残念ながら日本のメインストリームのメディアだけに触れていると、後者になってしまうのかもしれない。


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by TuscanyCafe | 2017-08-27 22:30 | 旅に出る | Comments(0)

20CW

映画 20th Century Womenが、すごくよかった。登場人物(特に女性達)が魅力的だったのもあるけど、アメリカの70年代後半という設定でも、40年後の日本よりもずっと開けてているのが羨ましく感じた。進んでいる、というより、開けていてストレート、という文化の問題なんだろうと思う。

例えばこの映画の台詞をそのままに舞台を日本に移したら、すごく嘘くさくなる。それはああいう会話や行動をを日本人同士では絶対にしないから。問題にならないように発言し、意に沿わなくても我慢する美徳。だからストレスが溜まって爆発する人が沢山いるし、表面だけ幸せで不幸な人が沢山いる。嘘っぽい歌詞のポップソングがメインストリームで流行る。

あぁちょっと言いすぎか。ここまで思ってしまうのは、ストレスが溜まってるんだな。アネット・ベニングは、久しぶりに見た気がする。もしかしたらアメリカン・ビューティ以来かもしれない。歳はとったが、魅力的な人だと思う。勿論エル・ファニングも。


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by TuscanyCafe | 2017-07-19 17:12 | 観る読む聴く | Comments(0)

トニ・エルドマン

「トニ・エルドマン」は、いい映画だった。お父さんの悪ふざけぶりには最後まで慣れないけど、娘の生活は容易に想像できるし、そこに感情移入して観ていたら、後半の娘の壊れっぷりがすごくよかった。この歌が使われていたシーンがとてもよく、涙が溢れた。有名な曲のわりにはこれまで歌詞に注目したことがなく、こういう歌だったと初めて知った。いろんなことに流されそうになったら、また思い出そう。

実際の映画の歌のシーンはこちらにあったけど、映画を観てない人は、良さがわからないだろうな。なので、その代わりにこの映画のトレイラーをどうぞ。


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by TuscanyCafe | 2017-06-25 21:47 | 観る読む聴く | Comments(0)

happy sad

最近日本に帰った時に驚いたことがひとつあった。

妻と一緒に出掛ける用事があって電車に乗った。少し混んでいたが、向かい合って離れた席が二つ空いたので、二人とも座った。途中で電車が空いてきて、僕の隣の席が空いたら、妻が隣に移ってきた。

まるで普通の光景のようだけど、僕の覚えている限り、こんなことは過去10年間になかったと思う。

時々日本には帰っているが、そういえば最近2回ほどは酷い言い争いもなかったし、家に着いたときも、妻がこちらを見て「おかえり」と言っていた。そういうことも、一緒に住んでいるときにはなかったことだ。

離れて暮らしているので衝突の機会が少ないと言えばそれまでだが、それだけではないと思いたい。ここ1年くらいは毎週彼女に電話をするようにしてきた。なぜか僕からかけることしかないのだが、それについても何も言わないことにしている。最近読んでいる本で、Inside Outという表現が出てきた。周りに変わってほしいと望むのではなく、自分が変わること。自分がコントロールできる範囲に集中すること。そうやって内側から外側に働きかけること。それがうまく行っていると思いたい。

週末に友達と旅行に行って夜にあれこれ話をした。結婚生活の話になって、お互いに愛していないのならどうして別れないのか、そんなしんどい人生でいいのか、別れる手段を探してはどうか、と聞かれ、いろいろ説明をしたが、今はそれについては聞かないでほしいと思った。今更奇跡が起こるとは期待していないが、当初の目標である良き隣人くらいにはなってきた気がするし、もしかしたらそれ以上にもなれるかもしれない。だから、そっとしておいてほしいと思う。

思春期の娘は、普段何を聴いても「うん」としか答えないが、前回帰った時に二人で話す機会があり、10分ほどだったが案外なんでも答えてくれた。読まないだろうと思いながら娘にあげた本も、いつの間にか読んでいたようで驚いた。こちらも我慢強くいこうと思う。

最近見た映画Sing Streetがすごくよかった。いいセリフもたくさんあって、僕はRaphinaの言うhappy sadで行こうと思った。

"Your problem is that you're not happy being sad. But that's what love is, Cosmo. Happy sad."



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by TuscanyCafe | 2016-09-12 22:46 | home | Comments(0)

on flight movie

飛行機で、ずっと見てなかった「ショーシャンクの空に」を観てから、「the Rewrite」(邦題はたしかRe: Lifeだけどベタすぎて嫌だ)を観た。

ショーシャンクは期待通りに良かった。アメリカ映画らしく最後は前向きなメッセージがあって、それはそれで僕は好きだった。人から裏切られたり、人の嫌な面を見せつけられたり、いろんなことはあるけど、自分の意志の力で切り拓けよ、そうすれば人生捨てたもんじゃないよ、というような。

the Rewriteは若干既視感のあるコメディだったけれど、僕はこういう作品も好きだ。結局アメリカ映画は離婚した孤独な男であふれていて、僕は離婚はしていないけれど精神的には同じことなので、この映画を見ながら自分と重ねて見てしまうところが少なくなかった。これまで映画を選ぶときは、スターの出ているハリウッド映画は避けがちだったけれど、かえってハリウッド映画には近い世界があるのかもしれない。最後に必ず希望の芽生えがあるのは、退屈と見るか、encouragingと見るか、それはそのときの気分次第かな。

そういえば、日本のTVドラマで、わたしを離さないでをやってるみたいですね。これをきっかけにあの作品の良さがもっと知られて、小説も映画も人気が出るかな。
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by TuscanyCafe | 2016-01-22 00:56 | 観る読む聴く | Comments(2)

二匹の狼

最近機内で見た映画Tomorrowlandで、こんな喩え話が出てきた。二匹の狼が戦っている。一匹は光であり希望。もう一匹は闇であり絶望。さてどちらが勝つか?

その答えは、自分が餌をやった方。

アメリカ映画らしく、二項対比で、前向きで、ウィットがあって。でもすごく説得力があると思った。

心は常に揺れている。その時々で訳もなくポジティブになったりネガティブになったりする。ずっとネガティブな気分に覆われていたのに、温かいご飯を食べた途端にポジティブな気持ちが帰ってくることもある。

睡眠をしっかりとって、体も動かすこと。そして、自分の身につけるものもちゃんと自分の好きなものを選ぶこと。意外とそういう些細なことで気分が左右されることは多い。高価じゃなくても気に入ったものを身につけていると気分もいい。でも逆に多少高価でもけちらないこと。

そしてこれは稀だけど、自分の好きな格好をしていることで始まる会話や友人関係も経験した。服装は自分という人間をを外に示すものだから、案外馬鹿にできない。

この映画にはこんなシーンもある。男の子が空を飛ぶ機械(未完成)を発明しコンテストに持ち込む。係の大人から、その機械は何の役に立つのか、と聞かれた男の子はこう答える。「だって子供がこの機械で空を飛んでいるのを見たら、大人も楽しい気分になるでしょ。」

大切なのは実際的な利便性だけではない。前向きな気持ちを生み出して維持することの価値。そして、知らない間に暗闇に餌をやり続けないこと。闇が気持ちを支配しているからといって、それが根拠のある支配だとは思わないこと。闇を追い出し光に餌をやること。

こういう気持ちの維持ができれば、それだけでもう7割方は成功と言えそうな気がする。それ自体が案外難しく工夫のいることだから。でも日常的に自分を喜ばせる工夫は、苦痛ではないはずだ。この狼の話は僕の座右の銘になるかもしれない。




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by TuscanyCafe | 2015-08-18 21:42 | 言葉 | Comments(0)

30 years

移動中にBack to the Futureを見た。あの映画の舞台は1985年で、30年前の1955年に戻る、という設定だった。今が2013年だから、あの映画の舞台からもう28年になる。映画のなかのタイムスリップとほぼ同じ時間が流れてしまった。

あの映画はたしか映画館で観た。そのときに見た30年前の世界は全く別世界で、今(当時)と連続性のある感じが全然しなかった。でも、今(現在)から見た28年前は、そこまで別物という気がしないのは、自分がそこにいたからであって、そうじゃない人にとっては、似た感覚なのかな。映画の画質もフィルムの劣化で悪くなっていたから、余計にそう思うかもしれない。(でもデジタル保存される今の映画なら、30年後も画質は綺麗。そしたらもっと近い感じがするのかな。) 

映画自体は、やっぱりよく作り込まれていて、あれを越える娯楽映画は過去28年でもあんまりないんじゃないかと思った。それともそういうふうに古いものが良く見えるのが年取った証拠なのか!?

ほかに見たのはHitchcockとMatchstick Men。でも後者は最後が時間切れで見れなかった。どちらもよかったのだけど、感想を書くほどの言葉が思いつかない。
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by tuscanycafe | 2013-04-21 22:48 | 観る読む聴く | Comments(0)

a wallflower

the perks of being a wallflowerを見た。僕がいまだにこういう年頃の作品が好きなのは、まだ何者でもない自分と向き合う話が好きなのだと思う。でもそういう意味では、もうすでに何者かになっていても、それとは関係のない自分と向き合うのであれば、同じことの気がする。midlife crisisのようなものではなく、自分の立ち位置とも関係なく、もっとニュートラルに自分と向き合うこと。
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by tuscanycafe | 2013-02-15 01:12 | 観る読む聴く | Comments(0)

夜2

ネットで夜更かししながら見つけた文章がしっくりきたのでコピー。映画Lost in Translationについて。

[quote]
I think the message is, that maybe you will never discover what the meaning of life is, and why you are on this earth, but then it’s good to at least share this feeling with someone, comfort one another, and know you are not alone with these feelings. Film critic Roger Ebert describes the film in his review: "Lost in Translation, which is sweet and sad at the same time, it is sardonic and funny. (…) Funny, how your spouse doesn't understand the bittersweet transience of life as well as a stranger encountered in a hotel bar. (…)They share something as personal as their feelings rather than something as generic as their genitals.” (中略)

The director was asked in an interview for Screenwriter's Monthly, is this movie a romance? Sofia Coppola: “Well, I think it’s romantic in feeling. It’s not really a romance. It’s, I guess, more of a friendship. But I like those kind of relationships that are sort of in between and that you do have these memorable relations with people that don’t ever become a real thing.”

On Charlie Rose in 2003, Scarlett Johansson talks about her character Charlotte, “She needs him (Bob Harris), to help her get through her midlife crisis as a 24-year-old. (…) She is going through the same thing (as Bob), and it kind of inspires her to move away from it.”
[unquote](Movies and songs 365より)

今年はそういう名前も付けられないような関係の味わい深さを実感した年だった。去年言葉にならなかった違和感は、そういう関係に型にはまった名前をつけられたことだったと思う。関係とも呼べないような関係、名前も知らない人の表情や言葉も等しく心と体に沁みることがある。
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by tuscanycafe | 2012-12-15 03:15 | 観る読む聴く | Comments(0)