電話代

小切手を書くときに、裏側のメモ欄に参考情報を書くことができる。小切手を渡す相手が大量の小切手を受け取る場合に、自分の小切手が他の人の小切手といっしょくたになって間違われないように、参照情報を書くことができる。だから、例えば電話会社宛てに小切手を送る場合に、その欄に「電話代」と書くのは意味がない。他の人の小切手も殆どが電話代だからだ。書くのであれば、自分の電話番号や請求書番号を書かないといけない。

今日小切手を書いていて、似たことを思い出した。僕が部下の仕事で不満を感じるのは例えばこういうことなのだ。相手の目線を想像せずに、自分の目線だけで物事を考えてしまうこと。相手の立場を想像すれば、それはさほど難しいことではない。でも、その習慣がない人にとって、それは不思議な指摘に感じるらしい。僕の指摘に対して、だってこれは電話代じゃないですか、と不機嫌になったり、納得できないまま指示に従ったり、ということが往々にして起こる。

そういうときはこちらも根気よく説明するしかないのだけど、一回の事例で理解してくれることは意外と少なくて、何度も似たことを繰り返す。だから僕も、もうこれは身に染みついた性分で言っても無駄なのかなと思い始めたりもする。

基本は根気と辛抱。あとはそこに愛情が加われば少しは楽になる。だからというわけではないが、どうでもいい話を普段からたくさんすること。そういう積み重ねがあれば、まったくこいつはしょうがないな、と思いながら、まだ諦めずにまた根気よく説明する気になったりする。
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by tuscanycafe | 2012-12-16 00:32 | 働く学ぶ | Comments(7)
Commented by n. at 2012-12-17 23:40 x
私も職場でtuscanyさんのような経験をすることが時々あります。残念ながらその人(一回り年上の先輩です)とは平行線でなかなか考えを共有することが出来ません。仕事上での物の見方とか態度というのは、好みや趣味にまで影響するのでしょうか、その人とはプライベートでも共通点を見出し難いです。翻って、同じような見方が出来る人とは趣味や好みが似ていることが多い気がします。
ズレを埋めることはなかなか骨の折れることかもしれませんが、日常的な会話の積み重ねで思考の距離が縮まるといいですね。
Commented by tuscanycafe at 2012-12-19 23:46
思考の距離を縮めるのは思うよりも難しいですね。昔は、話せば分かると思っていたけど、話しても伝わらないことがあまりに多いので、僕が何を言おうが人の考え方は変わらない、みたいに思ってしまってます。だから僕の場合、日常会話の積み重ねはどちらかというと、「思考の距離は縮まらないけど、いい奴だしまぁいいか」と思えるようにですね。
Commented by n. at 2012-12-20 23:35 x
それからちょっと思ったんですけど、共通点を探ろうとすればするほど、乖離していくことがありますね。違いが浮き彫りになりすぎたりして。
私も無理に共通点を見つけようとせず、同意できることがあればラッキーくらいに思った方がいいのかもしれませんね。
Commented by tuscanycafe at 2012-12-21 00:10
僕の場合、大抵の人とは、深く分かりあうことはおそらくないけれど、ゆるい思いやりみたいなものがあればいいや、という感じです。そうやって普通に接していて、あれ?と気づくときは、嬉しいですね。でも、n.さんの場合は、せっかくの積極的な持ち味を生かしてもいい気がします。それで得られるものも多そうな気がします。
Commented by n. at 2012-12-26 22:30 x
積極性が裏目に出て失敗することもありますが、もう少し頑張ってみます。
ありがとうございました!
Commented by tuscanycafe at 2012-12-27 23:35
うん、それがいいと思います。加油!
Commented by n. at 2012-12-30 22:20 x
謝謝你!
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