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driving force

(少し前に書いたまま非公開にしていた記事。今日の気分ではないけれど、今も気持ちは変わらないのでアップしときます。)

NHKの番組でアメリカの弁護士がプレゼンをしていた。いかにもありがちなスタイルで胡散臭さを感じたが、中身はよかった。

お金の成功報酬をぶら下げて成果があがるのは機械的な仕事までであって、クリエイティブな仕事では、むしろ成功報酬は邪魔になるという。そのことはいろんな学者が行った実験で繰り返し示されているのに、ビジネスの現場ではその実験結果が無視され続けているという。

報酬は必要だが、仕事の成果をあげさせるのは報酬ではなく、本人の自発的な気持ち、やりたいからやる、人から喜ばれるからやる、という気持ちだという。その例として、Wikipediaの成功(Microsoftの百科辞典と比べて)を挙げていた。

これを見ていて二つの別ことを思った。一つはどうやってうちのスタッフにやる気をもってもらうか。彼らはすぐにお金のことを言うし、実際それを理由にすぐ会社を辞めるけど、いい仕事をしてもらうには、なにかワクワク感をもってもらうこと。そのために僕が何をやれるか。思いついたことを一つずつやっていく。

もうひとつは日本人のこと。お金じゃない動機で頑張るって、まさに日本人のことじゃないか。頑張っても頑張らなくても似たような給料しかもらえないのに、それでも頑張る日本人。皆じゃないけど、そういう人は日本人に圧倒的に多い。もっと誇りを持っていい。

バブル景気が日本中を覆った気分によるものだったのと同じように、そのあと続いたデフレ不景気も日本を覆った気分によるところが大きかったと思う。先行きを明るく感じれば投資するし雇用も消費も増えるが、過去20年はその逆だった。アベノミクスは気分先行で、中身を聞くと気に入らない部分も少なくないが、こういう「気分」もすごく大事だと思うのです。
by tuscanycafe | 2013-02-22 00:06 | 働く学ぶ
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