懐かしい場所

この間まで住んでいた懐かしい街に来たけれど、今回はなぜか寂しいような哀しいような気持ちで溢れている。その理由はいくつか考えられるけど、本当のところは自分でもよく分からない。

Happy ever afterは、そこで終わるからよいのであって、そのあとを見てしまうと、美しかったものが色褪せてしまう。1年も経つと色んなものが変わってしまって、失われたものを見るのは哀しいことだ。

気のおけない仲間が時間を割いてくれたのは何ものにも変え難く嬉しかったが、彼らから聞く哀しい話にも気持ちが大きく影響され、それでも自分ではその問題をどうしようもないことが、気持ちの行き場を失わせる。

自分の気持ちの方も1年も経つと微妙に変化している気がする。場所は気持ちを支配する。今回この街にやってきて、場所の支配する気分のギャップにも戸惑った。季節の違いもあるが、東京とは全く異質のものだと思ったし、また自分が乗り越えたと思っていた傷もまだまだ乾いていなかったことが分かった。

懐かしいこの街にずっと帰ってきたかったが、そんなに甘いものではないのだろう。暫くはここに帰って来たいと思わない気がするが、今回運悪く会えなかったかけがえのない人達のことを考えると、また戻ってきて彼らに会いたいとも思う。やはり広く深くつながりを持つのは難しく、浅く広くか狭く深くかしかないのかもしれない。



[PR]
by TuscanyCafe | 2017-11-20 18:22 | 旅に出る | Comments(0)
<< 映画二本 助言 >>