映画Cashback(邦題フローズン・タイム)を見た。映画の宣伝の写真やキャッチコピーは、全くこの映画を表していなくて、製作者は可哀想だと思う。宣伝の安っぽさとは無関係に、とてもいい映画だった。単にセンチメンタルさが僕の好みに合っていたのかもしないが。
この映画は時がテーマだと思う。時が早く過ぎるのも、ゆっくり流れるのも、自分の心の捉え方次第。でも時を巻き戻すことだけはできない。そして美しいことも、立ち止まってそれに気づかなければ、存在しないのと同じ。 それと、もう一つのテーマは女性の美なのかな。これもなんとなく分かる。性的な感情と地続きかどうかは分からないけど、ずっと見ていたい美しさを見知らぬ女性に見つけることは、少なからずある。僕が惹かれるのは、映画に出てくるのような曲線美ではなく、洗練や優美さや慈愛のような美であるが。 映画自体はエンタテイニングで、イギリスらしいお馬鹿なジョークも悪くなかった。主人公の不眠症も時を止める話もありえない話だけど、寓話としてうまい仕掛けだと思った。 登場人物では、シャロンはとても素敵な女性だと思ったし、逆に主人公がスージーのどこに惹かれたのか分からない。でも現実はそんなものかもしれない。理由もわからないままスージーに夢中になったり、シャロンの良さに気づかないまま通り過ぎることも少なくないだろう。僕も友達から、貴方は人を見る目がないと言われたしね。 とか言いながら、同じ映画を一日に2回も見てしまった。
by TuscanyCafe
| 2018-03-08 20:26
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