小京都

僕の家の近くに小京都のような一角(本当に一角、というか一軒だけ)があって、僕は毎朝そこで立ち止まって桜の枝や、瓦の隙間から生えている草などを眺めている。僕にとってはちょっとしたパワースポットで、気持ちがすっと清められる場所。

今もその家の前を、塀からはみ出た木々を眺めながら歩いていたら、その家のご主人が犬の散歩に出てきて、桜の枝を指さして僕に向かって何やら言っている。僕はヘッドフォンを外して、「もう咲きますか?」と聞いたら、「もうすぐですよ」の返事。僕はいつも立ち止まって塀の中を覗いているので、ずっと不審者と思われないか心配だったのだが、いい機会なので、「咲いてないときも含めていつも楽しみに見させてもらってるんです」と伝えたら、逆に「有難うございます」のお返事。上品でいい人だな。

何を期待するわけでもないが、それでも好きなものを好きと表現し続けると、いいことがあるな。今日の会話から何が生まれるわけでもないけど、いい夜だ。今日は、半年間かけて打ち込んできた仕事もうまく行ったし、尚更いい夜だな。


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by TuscanyCafe | 2018-03-12 22:28 | 暮らす | Comments(0)
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