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ぜいにく

自分に子供がいるので、小さい子供たちに接する機会が多い。彼らは、なんてことのない平凡な毎日なのに、なぜかいつも楽しそうにしている。

よく、子供の心を失わないように、という言い方をする。でも、大人が毎日を楽しめないのは、子供の心を失ったからではなく、子供の心の周りに余計なものをたくさん身につけてしまったからじゃないかと思う。

それは知識や見栄やプライドかもしれないし(知識は人を分断する)、あるいは、願望や夢や希望かもしれない。

子供の夢を壊すな、という言い方もよくするけれど、大人がいうような「夢」は、案外子供たちは持っていなくて、それでも彼らは毎日を楽しんでいる。いわゆる夢や希望なんてものが(あるいは夢や希望を持つべきだという考え方自体が)、案外大人を苦しめているのかもしれない。
by tuscanycafe | 2009-06-11 00:04 | 思う
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