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ぐるぐる

宮下奈都の「よろこびの歌」を読んだ。すごくよい。

ある女子高の同じクラスの生徒たちを順番に主人公にした連作短編集。主人公達の成長物語と呼べなくもないが、そういう嘘っぽさはなく、日々の感情の動きを丁寧に拾っている。人はそれぞれいろんなぐるぐるを抱えながら暮らしていても、それは外からは決して見えることはなく、そして、そういうのも含めて本当に分かり合えることは決してなくても、それでも互いの存在に助けられて生きていくことはできる。高校生を主人公にした小説だったが、こういうぐるぐるは、いくつになっても同じだよなと改めて感じる。平易な文章なのに、感じるところがたくさんあり、何度も読み返した。
by tuscanycafe | 2009-12-19 01:44 | 観る読む聴く
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