前回の投稿は、エッチ系のコメントを惹きつけるようなので(笑)、削除しました。
それはそうと、夏の終わる頃に図書館で予約していた本が2冊届きました。「きのうの神様」と「横道余之介」。 横道余之介は期待はずれだったので措いておくとして、「きのうの神様」はよかったと思う。西川美和が映画「ディア・ドクター」のために僻地の医療を取材した経験をもとにした短編集。映画監督の片手間ではなくて、ちゃんとした小説だった(失礼な褒め言葉ですが)。 特に、一番最初の「1983年のほたる」は、とてもいい作品だったと思う。彼女の映画のように心のなかに普通に転がっている暗い部分を浮かび上がらせたり、自分の子供の頃のかすかな記憶が蘇ってきたり、行ったことのないその田舎町の情景が浮かんできたり。他の作品はドキュメンタリーのように見知らぬ人の人生を覗き見る感覚だったが、この作品は、自分の心や記憶の中を覗き見るような感じがした。
by tuscanycafe
| 2010-01-11 23:37
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