カテゴリ:観る読む聴く( 181 )

連休最後の日曜日

近所のマクドナルドの選曲がなぜか良くて、マクドっぽくない。全国的に同じなのか、地域的なものなのか、個別の店のチョイスなのか(多分それはない)分からないけど、今日はHazel EnglishとかThe Shacksとかドリーム・ポップぽかった。

窓際の桜の木が見える席で、宮下奈都が書いたピアノの調律師の話を読んでいると、目には見えない湿度や匂いや音が広がってきて、緑の空気が恋しくなり、場所を日比谷公園に移した。この小説はベストセラーになったので少し警戒したが、とても良いと思う。自然の中に身を浸すと心身が洗われる感じがするが、こういう小説も似た効果があると思った。

昔自分が気に入った本を人にあげたことが何度かある。宮下奈都のデビュー作もその一冊だが、人に好きな本をあげると、相手も気に入ってくれることを期待してしまい、反応が薄かったり皆無だったりしてがっかりするので、あまりいいプレゼントではないのだと思う。人それぞれツボが違うので、そういう期待は人に持たずに、小説のなかの人物(あるいは著者)との共感を喜ぶべきなんだと思う。

結局日比谷公園の高台で2,3時間読書をして、そのあとJANISに寄って帰った。日比谷は新しい商業ビルができて、人の流れがかなり変わったようだ。



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by TuscanyCafe | 2018-05-06 18:39 | 観る読む聴く | Comments(0)

Killer P

映画Patti Cake$は、ストレートで良い映画だった。簡単に言えば、どうしようもない現実のなかで好きなものへの情熱を燃やす話。キャラクターの設定など、古典的とも言えるかもしれないが、それでも登場人物が皆いい味を出していた。改めて感じさせられたのはアメリカ社会の矛盾と貧困だけど、なによりやっぱり音楽映画はいい。このパターンも既視感満載かもしれないけど、最後のステージがとてもよかった。実際のところ、心無い言葉を浴びせる人も深い考えはなくやっているので、いいパフォーマンスを見せられると、あっさりとそれになびいたりするのはおそらく真実で、だからこそ強い気持ちで自分の信じることを続ける正しさを改めて感じさせてくれた。映画を見終わってから、PBNJ, PPBNJというフレーズが何度も流れている。
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by TuscanyCafe | 2018-05-05 08:48 | 観る読む聴く | Comments(0)

花咲くころ

そういえば、評判の良かった「花咲くころ」というジョージア(グルジア)映画を見たのだけど、良さがわからなかった。


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by TuscanyCafe | 2018-03-15 22:26 | 観る読む聴く | Comments(0)

it's what you do with every single second that counts

映画Cashback(邦題フローズン・タイム)を見た。映画の宣伝の写真やキャッチコピーは、全くこの映画を表していなくて、製作者は可哀想だと思う。宣伝の安っぽさとは無関係に、とてもいい映画だった。単にセンチメンタルさが僕の好みに合っていたのかもしないが。

この映画は時がテーマだと思う。時が早く過ぎるのも、ゆっくり流れるのも、自分の心の捉え方次第。でも時を巻き戻すことだけはできない。そして美しいことも、立ち止まってそれに気づかなければ、存在しないのと同じ。

それと、もう一つのテーマは女性の美なのかな。これもなんとなく分かる。性的な感情と地続きかどうかは分からないけど、ずっと見ていたい美しさを見知らぬ女性に見つけることは、少なからずある。僕が惹かれるのは、映画に出てくるのような曲線美ではなく、洗練や優美さや慈愛のような美であるが。

映画自体はエンタテイニングで、イギリスらしいお馬鹿なジョークも悪くなかった。主人公の不眠症も時を止める話もありえない話だけど、寓話としてうまい仕掛けだと思った。

登場人物では、シャロンはとても素敵な女性だと思ったし、逆に主人公がスージーのどこに惹かれたのか分からない。でも現実はそんなものかもしれない。理由もわからないままスージーに夢中になったり、シャロンの良さに気づかないまま通り過ぎることも少なくないだろう。僕も友達から、貴方は人を見る目がないと言われたしね。

とか言いながら、同じ映画を一日に2回も見てしまった。


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by TuscanyCafe | 2018-03-08 20:26 | 観る読む聴く | Comments(0)

5年、10年

Foster the Peopleが東京に来たので観に行った。前回見たのは5年ほど前のシンガポールで最初のアルバムのツアーだった。二枚目以降も持っているけれど、一枚目ほどは聴いていないが、今日をきっかけにまた聞くかな。ライブは良かった。

シンガポールのときは、野外の野原で隣のでかい兄ちゃんが踊りまくってるので、ビーサン履いてた僕は足を踏まれないかと気が気じゃなかった。あの街のみんなは大抵変な発音の英語を喋るけど、周りの奴らがほとんどの曲をずっと歌ってるから、さすが英語が公用語の国だと思った。あの頃はまだ一人でライブに行っていた頃だ。

10年くらい前に東京でライブに行き始めた(再開した)頃は、一人だけおっさんなので気後れしたりしたが、今は全然そう感じない。むしろこの歳になっても来てる俺の方がすごいやん(笑)みたいな感覚。今日のFTPはまだしも、今度CHAIも行こうかと思ってる同年代は殆どいないと思う。

それに10年前と比べて、一人で来てる人がすごく増えた気がする。特に女の子が一人というパターン。いいことだと思う。昔は自分だけ一人で帰り道に寂しい思いをしたけど、今はそんなこともなくなった。

今日の帰り道、周りの会話を聞いていると、一枚目はキャッチーでMGMTみたいだったけど・・とか、1975が好きだ・・とか、そんな声が聞こえてきた。僕は音楽のことを殆ど調べたりしないし、たまたま聞いて好きになった(シャザムで吸い取った)り、たまたまフェスで見つけたアーティストを聞いているだけなのに、今日来てる人は僕と趣味が似てるんだなと思った。ちなみにこれまで僕の周りにいた人で僕と音楽の趣味がよく似てるなと思ったのは、シンガポリアン1人とマレーシアン1人で、今の生活では周りに誰もいない。

今月、来月は、いいアーティストがたくさん来るので全部は行けない。取りあえず次はthe Pains of being pure at heart。



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by TuscanyCafe | 2018-01-10 21:13 | 観る読む聴く | Comments(0)

ほどほどの映画

先月あたりからよく映画を見ている。今日は映画館で「勝手にふるえてろ」とアマゾンで「キングスマン」(一作目)を見た。

勝手にふるえてろは、チラシを見てもジャケ買いしたくはならなかったが、評判がよかったので試してみたら、やっぱりあまり好きではなかなった。うけ狙いの手数が多くて、日本の映画の悪いところが出てると思った。元々、こじらせた若者の映画は嫌いじゃなくて、もっと突き抜けたこじらせ方だとむしろかっこいいと思うのだけど、彼女のは日本の社会のめんどくささを引きずっている感じがして、好きになれなかった。いくつかくすっと笑えるシーンや好きな視点もないではなかったが。あと音楽のクオリティが低かったのも残念だ。安いJ-Popは映画には向かないと思う。

もっとイチ君が出てくれば面白かったかもしれない。と書いてから、結局人間的に魅力を感じる人物が出てるかどうかで印象が決まるのかもしれないと思った。片桐はいりは嫌いな役者ではないが、ああいう使い方はありきたりすぎて、もういいんじゃないかと思うし、他の人物描写も薄い感じがした。

キングスマンは評判がよいのは聞いていたので、二作目を見る前に一作目を見てみた。さすがによくできていると思ったし、面白かったけど、あのグロい死に方は好きになれなかったし、それで興醒めしてあまり没入できなかった。でもスカンジナビアの王女はいいなと思った。



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by TuscanyCafe | 2018-01-07 22:58 | 観る読む聴く | Comments(0)

モテキ

アマゾンプライムでテレビシリーズのモテキを一気に観た。単純にエンタメとして面白かったのだけど、つい学んでしまうのが僕の癖。主人公のぐだぐだっぷりに、こんなのあり得ないよなと思いつつ、あーでもこれは誇張してるだけで、このオレオレ病は自分にもあったなと反省する(笑)。あと、映画と一緒で、ドラマの最後はポジティブなメッセージで好きだった。

そう言えば、昔海外の友達にモテキという言葉をprime timeと説明したら、それ以降、彼女達が僕に何かくれたり優しくしてくれるたびに、「またmy prime timeが来たって思ってるでしょ」と言ってからかわれたのは、他愛もなく幸せな思い出だ。



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by TuscanyCafe | 2018-01-05 22:35 | 観る読む聴く | Comments(0)

映画二本

How to talk to girls at partiesを観に行ったら、満席で驚いた。あんなぶっ飛んだ話なのに、やっぱりエル・ファニング効果なのかな。エル・ファニングはよく見たらそんなに美形でもない気がするけど、いつもめっちゃかわいいのは、表情とか身のこなしとか、センスのなせる技なのかな。

この映画は賛否両論みたいだけど僕は好きだった。音楽も良かったし、エル・ファニングはかわいかったし、台詞とかも良かった。地味なところで、主人公の冴えない友達の最後のアドバイスが思いのほか良かったり。何よりあの時代のパンクな感じがとても好きだ。

大きな映画館だったから沢山映画をやってて、他の部屋でやってる映画がなかなかビミョーだった。若い人気女優使ってるだけの安そうな話。ああいう映画作ってる人って楽しいのかな。ポスターの問題かもしれないけど、たぶん中味も。

ついでに言うと、この間観たMiss Sloane(邦題 女神の見えざる手)は、めっちゃ面白かった。衝撃の強烈さで言うと、Whiplash(セッション)以来かも。ストーリーがすごく良くできてたし、彼女の生き方も気持ちよかった。彼女は空気を読まないわけじゃなく、読みに読んだうえで、でも空気に全く流されずに自分の手を打っていく。目的のためならなんでも。自分が守りに入ったり、空気に流されそうになったら、またあの映画を観るといいな。

それから、この映画で少しはアメリカ人が目を覚ましてくれることを願う。あれだけ銃の惨事を嘆きながら、なぜそれが投票行動につながらないのか、皆目理解できない。


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by TuscanyCafe | 2017-12-17 20:28 | 観る読む聴く | Comments(0)

溢れる

そういえば、NHKの奇跡のレッスンのミュージカル編を録画して何度も見ている。そして何度見ても最後のインタビューのシーンで泣いてしまう。というか、本番の舞台シーンからそこまでを繰り返しみてしまったりする。やっぱり情熱が溢れている姿はグッとくる。


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by TuscanyCafe | 2017-11-18 23:30 | 観る読む聴く | Comments(0)

たんたんとかんそう

ポリーナ、私を踊る、を観た。いくつかの感想。

主人公がアントワープでパートナーと練習するシーンでは魅せられたが、本番のシーンはそれほどではなかった。技量の問題? そもそもポリーナが地元でコンテンポラリーに魅せられるシーンも、その熱が全く伝わらず、違和感が残った。またジュリエット・ビノシュは魅力的だったが、踊りのシーンはプロのキレが感じられず、配役に無理があったかな。

ポリーナの転身は、堪え性がないだけのようにも見えるし、そのために親が犠牲にしたものも少しは考えろよと言いたくもなるが、自分の違和感に正直にあり続けたということなのだろう。それはそれで大事なことではある。

あと、いくら親が子供のために尽くしても、所詮子供にとって親はこの程度のものなんだろう。ポリーナが特別薄情だとは思わない。親は子供の幸せを願って頑張るわけだから、その幸せの形が分かりにくくても、受け入れるべきなんだろう。むしろなんの意欲もなく打算的な生活をされたときに悲しむべきなんだろう。だから、アントワープに父親が訪ねてきた時には、せめてもっとちゃんと説明して欲しかった。

ポリーナの生活が乱れるに従って美しさが衰えて行くのはリアルだった。


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by TuscanyCafe | 2017-11-02 21:56 | 観る読む聴く | Comments(0)