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while we are young

映画While We Are Young(邦題ヤング・アダルト・ニューヨーク)を観たら、なんか嫌な後味が残った。悪い映画だったわけではないし、心に影響を与えたのだから、むしろいい映画なのかもしれない。

中年になった夫婦が20代の夫婦と知り合い共に過ごすうちに、もう忘れかけていた自由な感覚を取り戻し、生活の張りも取り戻すが、やがて埋めがたいギャップを感じ、心の平穏を失うも、また元の生活に戻っていく・・。ざっくりまとめてしまえば、そんな感じか。

後味が悪いのは多分、中年に属する彼らのあがく感覚がわかってしまうから。大人なのに大人になりきれなかったり、それなのに自由な感性がいつのまにか弱まっていたり、体の衰えを感じたり。でも日本にいると、若くても自由じゃない人が多いから、若者と接してもそれを感じにくい。ちょくちょく外に出よう。

後味が悪いといっても、ハリウッド映画なので最後は平穏に終わるが、逆にあんなふうに夫を無条件に受け入れてくれる奥さんがあまり現実と思えないので、余計に後味が悪くなったのかもしれない。


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by TuscanyCafe | 2018-07-22 23:56 | 観る読む聴く | Comments(0)

どうでもいい話

さっきのクアトロからの流れで案の定ノスタルジー星人になった僕は、家の近所のモスでダラダラしている。昔娘が小さかった頃は、娘を寝かしつけてはこの店に来て、本を読んでいた。

今は自分の部屋を充実させていつもそこにいるが、当時はそれがなかったので、家にいていたたまれず、週末の夜はいつもモスやマクドに何時間もたむろしていた。それももう10年くらい前の話。娘の成長をそばにいて見守りたいと願ったその代償はずっと続いていくのか。

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by TuscanyCafe | 2018-07-14 21:50 | home | Comments(0)

何処で咲く

突然ですが、サッカーのジャーナリストで一番信頼できるのは、日経新聞の武智幸徳だと思う。(技術的なことは元選手のほうが上かもしれないが、その言葉の信頼度で言えば。) 多分思っているのは僕だけではなく、知る人ぞ知る記者だと思うが、人のキャリアはどこで咲くかわからないし、いいものがどこに眠ってるかも分からないもんだ。


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by TuscanyCafe | 2018-07-14 21:43 | 好む | Comments(0)

歩く

夕方から渋谷のクアトロに行った後、由比ヶ浜に本店のある原宿の蕎麦屋へ。食べ終えてから散歩がてら表参道を歩いて半蔵門線の駅まで歩いた。この辺りは独身の頃よく来ていたが、その後は根津美術館に行くことはあっても、この参道をずっと歩くことは少なかった。最後に来たのは南の国の友人をキディランドに連れてきた3年半前か。

阿佐ヶ谷もそうだが、ケヤキ並木道は好きだ。アーチのようになって、これぞ並木道という感じがする。一人で歩くと道の勾配にも敏感でこんなふうに下って上るのだったっけと思う。道から見たお店の名前や雰囲気がシンガポールに似てるなと思った。整然とした街の雰囲気が余計にそう感じさせるのかもしれない。

この道を歩いていると僕はいろんなことを思い出してノスタルジー星人になってしまうので駄目だ。さっき蕎麦屋で隣のお客が「朝食」と言ったのが「長尺」(ゴルフクラブの話)に聞こえて、自分の耳か頭がどうかしてると思ったが、僕はそれくらいの方がいいのだと思う。ゴルフは過去や現在や未来のごたごたを忘れるのに一番いいツールなのだ。


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by TuscanyCafe | 2018-07-14 20:55 | 暮らす | Comments(0)

正しい日

ホン・サンス監督の映画を続けざまに2本観た。1本目の「海の浜辺でひとり」は最初の10分で寝てしまったし、賞を取った主演のキム・ミニもそんなに凄いと思えなかったのに、なにか惹かれるものがあったのか、また2本目の「正しい日、間違えた日」を観に行った。

主役のチョン・ジェヨンの演じるキャラクターに少し苛々しつつも、こっちの映画のほうが楽しめたのは、「正しい日」の教訓として、やっぱり自分に正直に誠実に生きることだよな、そうじゃないと生きてて意味ないよな、と思えたこと。でもそんな教訓が成果なら、この作品は実用書か啓蒙書みたいなもんなのか?

なんか本来の趣旨とは違う気がするが、まあいいか。



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by TuscanyCafe | 2018-07-13 22:05 | 観る読む聴く | Comments(0)

今更ながら「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」を読んだ。

今更ながら、永田カビ「さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ」という漫画がすごいと思う。下手な純文学を読むよりも、よほど人間のことが描かれている。作者が10年間自分自身に苦しめられたあと、いくつかの大きな発見をし、解放されてゆく話。なのかな。実はとても深刻な話なのに、絵のタッチが明るくて読みやすい。そして作者の実体験がおそらくとても正直に書かれているので、すごく心に響く。パン屋の面接のシーンや、主人公が解放されていく過程を読みながら、電車のなかで僕ももらい泣きをした。二度目を読んでも同じだった。

僕は筆者が閉じ込められたのと同じ檻には入ったことがない。親のご機嫌を取らなければいけないという強迫観念もなかったし、性的な欲求は抑え込まなければいけないと思ったこともなかったし(というと嘘になるか、かっこつけて隠す傾向はあった)、物理的な自傷行為はしたことがなく、そこそこ大切にはしてきたと思う。それでも、心に響くところが少なくなかった。自分に当てはめると、無意識に属する組織のご機嫌を取ろうとしている自分がいたり、自分自身よりも人との関係性に依存する傾向があったり。毎秒毎秒が苦しい、というのは僕も経験がある(ここまで長期間ではなかったが)。また読み返せば、他にも共鳴するところが見つかると思う。

とにかくとてもよいので、一読をお薦めします。実は壮絶な話なのに、楽しく深く読めてしまう漫画ってすごい。


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by TuscanyCafe | 2018-07-12 23:36 | 観る読む聴く | Comments(0)

O

最近見苦しいほど太ってきて、ボトムの時からすると10キロ以上になり、人からも指摘されることが多くなった。

ボトムというのは3年前に精神的に物凄くきつかった時期で、だからげっそり痩せたのだが、当時は本当につらくて、一日も早くその状態から抜け出したいと思っていた。でもそこから抜け出してみると、その当時の感覚がうまく思い出せずに、当時よく聞いていた曲を聞いてみたりする。

あの場所には決して戻りたくないが、思い出すことで少し痩せられるような錯覚が浮かんだり、しんどい部分は忘れて甘美な部分だけ思い出したくなるような。でも人間ってきっとそんなものなんだろう。



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by TuscanyCafe | 2018-07-10 00:00 | 暮らす | Comments(0)

the Art of Getting By

(500)日のサマーのスタジオが贈る作品、という宣伝文句を最近何度か見て、あの映画は人気なんだなぁと改めて思う。

今日観たのはそのうちの一つ。2011年の作品で「The Art of Getting By」。なんかいつも邦題にケチをつけてるけど、これもその一つ。「最低で最高のサリー」はラブストーリーのタイトルだけど、この映画も(500)日の・・と同じで、ナイーブな男の成長の話だと思った。原題のとおり。

もう一つの共通点は、音楽がいいこと。メモしておくと、
The Shins "You will become silhouette"
Earlimart "We drink on the job"
French Kicks "The Trial of the Century"
Pavement "Here"
Hedowic "In my mind"

僕がこの手の青春映画を繰り返し好きになるのは、僕がセンチメンタルなのもあると思うが、今日一つ気づいたのは、僕の状況がある意味思春期に似てるのでは、という仮説。家の中に共感できる人が一人もおらず孤独で鬱々とした時間を日々過ごさざるを得ないこと。そこから抜け出したいけど、どうしたらいいかさっぱりわからないこと。それは共通点だと思う。だから夢見がちになるのかもしれないし、仕事に情熱を見つけようとするのもそれが理由かもしれない。

また同じ映画を1日に二回観てしまった。アマゾンで100円。Pretty good.


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by TuscanyCafe | 2018-07-01 20:32 | 観る読む聴く | Comments(0)

Finlands

Finlandsを一度見てみたくて、Finlands/MOSHIMOのライブに行った。

FinlandsはPVなどで見ると他のガールズバンドとあまり違いを感じないかもしれない。ギターリフがわかりやすいし、ルックスもいいから、メインストリームでそういう売り方もできそうな感じ。でも、前にたまたま見た塩入冬湖(Vo,Gt)の話す言葉がとてもよくて、ずっと気になっていた。そして今日の演奏を見たら、少し苦手だったギターリフはあまり気にならず、時折静かに見せる狂気のようなものがすごくよくて、これからも見に来ようと思った。

音楽でも絵でも、僕はうまい人に殆ど興味が持てなくて、粗削りでもざらざらした内面がそのまま出てくるような演奏に惹かれてしまう(ギターロックのときは特に)。CDやPVではあまりそれが分からないが、今日のライブではそれが感じられて心に響いた。

中身のない言葉を話す人が苦手なのと同じで、浮ついたMCはとても苦手だ。今日のMOSHIMOがまさにそんな感じで、周りはすごく盛り上がっていたけど、僕はあの場にいて一人だけ居たたまれない気持ちになってしまった。Finlandsが出てきて、曲と曲の間で黙って楽器を調整する姿を見て、実質的でとてもいいと思った。短いMCからのHello Tonightもとても沁みた。MOSHIMOのようにノリで盛り上げる需要はちゃんとある(むしろ多い)と思うけど、求めているものが僕とは違うのだと思う。僕は音楽を自分の好きな形で楽しみたいし、ちゃんと内側にも染み込ませたい。皆で一緒に盛り上がりたいのなら盆踊りにでも行けばいい。

FinlandsのHello Tonightを貼り付けようと思ってYouTubeを漁っていたら、他のガールズバンドがたくさん出てきて、全体のレベルが昔よりも上がってるんだなぁと思った。yonigeとか全く知らなかったのにとても良かったが、すでに数百万ビューがついていて、僕が知らないだけなんだね。

Hello Tonightが見つからなかったので、代わりにオーバーナイトを。

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by TuscanyCafe | 2018-07-01 01:57 | 観る読む聴く | Comments(0)