変な話

人間の感情や嗜好というものは、どうしようもないもので、本人の努力でなかなか変えられるものではない。腹が立つものは腹が立つし、嫌いな人は嫌いだ。悪い人じゃないと分かっていても、生理的に嫌いな人はいるもので、あとは、なるべく態度に出さないように努力するしかない。

いきなり極端な話に行くが、自分の嗜好のなかに存在しなくてよかったと強く思うのは、幼児性愛だ。ちょっと前にジョンベネ事件の容疑者だった男が幼児ポルノ所持罪に問われているというニュースを見て、そう思った。ポルノを持っているだけで罪に問われるのだ。幼児ポルノは幼児が登場人物なので、そんなものが出回ると、それに無理やり出演させられる幼児も増えるわけだから、幼児ポルノ所持を罰するのは正しいと思う。

その一方で、たまたま幼児性愛の嗜好を持ってしまった人は、どうすればいいのだろうとも思う。人並みはずれた性欲を持ってしまった人は、風俗に行けばいい。そういう統計は聞いたことがないが、風俗産業は、性犯罪の予防に貢献していると思う。変質者ならば、自分の趣味に合う、変わった風俗に行けばいいのだ。でも、幼児性愛を持ってしまった男は、それができない。行き場を失うのだ。(あるいは行き場があれば大問題だ。件の容疑者が滞在していたタイあたりだと、おそらく行き場があるだろうから怖い。)

自分に娘ができてから特に、小さい女の子が性犯罪の被害に遭うニュースに敏感になった。そんなことする奴ら(犯人)は、切り刻まれて死ね、と思ってしまう。でも一方で、自分にそういう性的嗜好がなくて本当によかったとも思う。そういう嗜好が強烈にあれば、抑えるのはきついかもしれない。神様か、両親か、あるいは遺伝子か、誰に感謝したらいいのか分からないが、それが分かれば感謝したい。

子供が生まれる前、自分は果たして子供を愛せるのか、少し不安だった。もともと子供が好きだったわけではないし、どちらかというと苦手だった。でも、子供が生まれてみると、これが完全に変わった。自分の子供はもちろんのこと、周りの子供(自分の子供と仲良くしてくれるのが嬉しいのかも)のことも、かわいくてしょうがないのだ。あるプログラムにスイッチが入って、眠っていた感情が突然動き出したかのようだ。

これも、意識して起こした感情ではないので、そういうプログラムを組んでくれた神様か遺伝子、あるいは育ててくれた両親に感謝するしかない。他人の子供はともかく、自分の子供をかわいいと思えないと、かなりつらいと思う。自分も悲惨だし、子供はもっと悲惨だ。

自分の、人に対する好き嫌いや、心の狭さや、短気さにはほとほとうんざりするが、とりあえず、幼児性愛の嗜好が皆無なことと、子供を愛しく思う気持ちが濃厚なことには、感謝したい。自分でコントロールできる問題ではないので。

とても変な文章ですが、そのまま載せてしまいます。不快な表現があれば、お許しを。
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# by tuscanycafe | 2006-09-24 00:44 | 思う | Comments(2)

検索ワード

久しぶりにネームカードを開いて、アクセス解析のページを見た。
相変わらず検索ワードランキングには、不思議なフレーズが並んでいる。

そのなかに、

 「クレジット-カードの番号を送信しよう」

という検索ワードがありました。

だれですか、こんなので検索したのは。
なぜこのブログがヒットしたのですか。 こんなこと書いた覚え、ないっすよ。

検索した人、教えてください。
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# by tuscanycafe | 2006-09-20 23:00 | Comments(2)

a life

出張先で一日時間が空いたので、美術館に行き、併設レストランに入った。
そこで出てきたお皿に書いてあった言葉。

"We make a living by what we get, we make a life by what we give."

うまいこと言う。まさにそうだと思う。
giveというのは、別に奉仕とかそういう意味ではなく、もっと広い意味で何をするか。
お金じゃないのだよ、といちいち再確認が必要なのは、お金への執着が強いからだな。

今回のは違うけれど、フォーチュン・クッキー*のフレーズも、陳腐なようで、時々印象的な言葉があるので好きだ。ありふれた言葉の方が力強かったりする。自己啓発書でも読んでみようかな(嘘)。

* アメリカ等の中華料理店で請求書と一緒に出てくるクッキーで、中にフレーズを書いた紙が入っている。
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# by tuscanycafe | 2006-09-17 22:31 | 言葉 | Comments(1)

出口が見えない

9/11が近いせいか、今日の日経と朝日に、アメリカと国際情勢(主に中東)に関するインタビュー記事が載っていました。日経は歴史学者のポール・ケネディ、朝日は作家のノーマン・メイラーでした。

ケネディ氏は、現在の中東(特にイラク)の混迷は、アメリカのイスラム文化に対する無知がもたらしたという。中東民主化構想も、それ自体は悪くないが、世界の多くの地域では民主主義よりも優先順位の高いもの(イスラム教徒にとっては、自分達とアラーとの関係)があることを、アメリカが理解していないのが問題だという。そして、アメリカが中東政策を立て直す可能性について問われ、もう手遅れだ、と答えた。

メイラー氏は、今のアメリカは全体主義的な危険な状況に向かっているという。「テロとの戦い」のために、思想・言論・表現の自由というアメリカの価値まで投げ出していると。全体主義的な状況になればなるほど、国旗への愛情に執着するようになるといい、ブッシュのことを国旗保守主義者(フラッグ・コン)と呼ぶ。

どちらの記事も、至極もっともで、うなづける内容だった。ついでに言うと、メイラー氏の「ブッシュは歴代の大統領のなかで最も無知かもしれない」との指摘も含めて。

どうしてくれるんだ、この状況を。
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# by tuscanycafe | 2006-09-10 00:43 | 思う | Comments(0)

むむむ (2)

ふと気がつくと、息苦しい。
デッサンをしていると、殆ど呼吸をしていなかったことに気付く。
無酸素運動では脂肪は燃えないのだ。

鉛筆で距離を測り、角度を測る。
何度測っても、目で見える長さ(の比率)と食い違う。
右と左の視力の違い(がちゃ目)のせいか?

硝子の器が陶器にしか見えず、立体のものが平面に見える。
植物と器が同じ材質にすら見える。
これはすべて、視力ではなく画力のせいだ。

硬い鉛筆を立ててカリカリ。
柔らかい鉛筆を寝させてザラザラ。
柔らかいザラザラに重ねて、硬いカリカリを組み合わせたり、こすってみたり。
教えてもらってやってみると、たしかに質感が出てきた。
(結構、マニアックな世界だなぁ。マスターしたら面白そうだけど。)

ずっとやっていると、同じモチーフが違って見えてきた(紙面ではなく視界で)。
最初よりも影が強く見えたり、形がシャープに見えたり。
直すべき箇所が次々見つかるのは、何も思いつかないよりはずっといい。

この1枚にここまで10時間。まだまだやりたいような、やりたくないような。
しんどいけれど、少しは楽しくなってきた。   (・・・・ような気がする。)

先は長い。
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# by tuscanycafe | 2006-09-06 00:43 | 描く(?) | Comments(2)

> 18 x 2

20になったとき、殆ど何の感慨もなかった。
19の方がかっこいいのに、と思った。あるいは21の方が。

30になったとき、少し嬉しく感じた。
少し大人になったように感じた。

・・・ときたら40になったのかというと、まだなっていない。
まだ暫くかかる。

これまでに一番驚いたのは、36になって暫くたった頃、
18の倍になったことに気付いたときだ。

18といえば、大学に入ったとき。ほんの少し前だ。
少なくとも、ほんの少し前に感じる。

今、小中学校の友達に会ったらぎこちないけれど、
大学の友達だと、ぎこちなさは感じない。
精神的にあまり変わっていないように思うからだ。

今も、当時と同じくらい、怠け者で、心が狭く、不安定なのだ。本当は。

実際には、今18の大学生と話をしても全く話が合わないだろうから、
精神的にあまり変わっていない、はずはないのだが。

なぜ今日そんなことを考えたかというと、何の理由もない。
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# by tuscanycafe | 2006-09-01 23:54 | 思う | Comments(0)

ひみつ

a0029712_042077.jpg本と言えば、最近見つけたこの本。
すばらしいです。分かりやすいです。
隅から隅まで読みました。
長年の疑問がいくつか解けました。
「伝説の仏像本」というコピーは、大袈裟ではないかも。

山本勉著「仏像のひみつ
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# by tuscanycafe | 2006-08-23 00:11 | 観る読む聴く | Comments(4)