和食の良さは薄味で素材のよさを引き出すことで、西洋料理はもっとソースなどの装飾が多いと思うが、ファッションに関しては日本とヨーロッパでその逆になっている気がする。
どちらがいいとは言いきれないが、僕はヨーロッパに行く度に男も女もシンプルなのにお洒落だなぁと見とれてしまう。そしてお洒落がさりげなくて、力んでいないのがいい。ヨーロッパの方が和食的。 全然話は違うが、ヨーロッパのホテルとか会社とか空港ラウンジに置いてある飴が、日本の飴より美味しいと思う。おそらく日本の飴は人工甘味料を多用していたりして自然な味じゃないから、昔ながらのヨーロッパの飴が美味しく感じるのかなと思う。前に書いたオレンジジュースとも似てる。 ついでに似た話を言えば、日本の家は内装に化学素材を多用することで、微妙に安っぽく偽物感が出る。 日本は素晴らしい和食の伝統があるのだから、もっと和食的にシンプルな本物志向を追求すればよいのにと思う。 ▲
by TuscanyCafe
| 2018-11-16 22:24
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気づいたら、この3週間で4回も、渋谷(というより青山だけど)のイメージフォーラムで映画を観ている。
今日見たのは西北西で、映画らしいいい作品だったと思う。マイノリティ云々の前に、うまく生きられないしんどさが描かれていて、共感できた。映画を見終わってから作品のチラシで監督の言葉を読んで、作品に込めた思いも腹におちた。 日本でマイノリティとして生きるしんどさも物語のベースにあった。少しリアリティを感じにくい誇張も感じたが、言いたいことはすごく分かるし、その通りだと思う。もっと言えば、日本はマイノリティに限らず、自分らしく生きづらい社会だと思う。すぐにジャッジされてしまう(この言葉のうまい和訳を何かの映画の字幕で見たが、忘れてしまった)し、見えない規範がうるさい。感情を表に出すことを嫌う。 映画を見終わって、近所の権兵衛でおにぎりと豚汁を食べ、近所のスタバでこれを書いていたら、同じルートを辿った人が他に二人いて、なんか微笑ましかった。座席の上に胡座をかいて本を読んでる女性がいたりして、なぜかいい雰囲気だと思う。 (追伸) この投稿のあと街をぶらぶらして、またカフェでゆっくりしてるときに、近くにいたグループがYouTubeかなにかを見はじめて音を鳴らすので、うるさいなぁという目で見てしまった。たぶん海外ならスルーするレベルなので、僕も日本人的いや東京人的非寛容に染まってるなぁと思った。でもうるさいのも気になる。
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by TuscanyCafe
| 2018-09-30 13:22
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最近意地になって我を通す人が増えたと思う。特に電車とか駅とかの公共の場で。
今朝見た人は、プラットホームで最後列に並び明らかに背中のリュックが道を塞いでいるのに、人が通ろうとしても、頑として体をずらそうとしない。 先週は、電車で隣に座った人がすごい力で肘をグリグリ押し付けてくるので見たら、ゲームをするために肘を広げている。 あるいは地下通路で一切人に譲らずにまっすぐ歩いてくる人。 僕はこういう人たちが大嫌いなので、ついつい譲らずに対抗したくなり、それで自己嫌悪で嫌な気分になる。というサイクル。子供の頃からそうだった。親切な人には親切だが、意地悪な人には意地悪になる。 なぜかこういう人は日本でしか見たことがないし、なんなんだろうこの国は、と朝からどんよりする。それに惑わされる自分も含めて、心の狭さにうんざりする。プラスのサイクルに入りたい。相手が酷くても自分でプラスのサイクルを起こせってか。 (追伸) こういう傾向は、最近のネット右翼の増加と根っこは同じなのかも、とふと思った。このスマホの入力だと、ネット右翼が熱湯よくになってしまい、のんきだなと思った。
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| 2018-09-21 15:20
| 暮らす
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普段は忘れているが、欧米に来ると、日本のオレンジジュースが美味しくないことを思い出す。オレンジの種類のことではなく、日本ではその場で絞ったフレッシュジュースに出会うことが少ないからだと思う。果汁の入ってないものもジュースと呼んでしまうくらいの寛容さと関係があると思う。日本人は外国人か気にしない部分に繊細だが、同時に別の部分では鈍感だったりする。日本人に限らず何人でもそうだけど。
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| 2018-08-03 16:39
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ゴルフを始めたのは海外だが、日本に帰ってからも続けている。海外のやり方に慣れた目から見ると、日本のゴルフには不思議なところが沢山ある。
海外でやるときは、家からゴルフウェアで出かけていたが、日本では少なからずジャケット着用を義務付けていたり、ジーンズを禁止していたりする。また海外では朝から1ラウンド回って昼飯を食べて家に帰ると3時か4時だったが、日本では1ラウンドの途中で昼飯を食べるのがマストになっていて、家に帰ると6時か7時になったりする。海外では、ロッカールームで服を脱いでタオルを巻いてシャワー室に向かったが、日本だとロッカールームで靴だけスリッパに履き替えて、着替えの服を抱えて風呂場に移動しなければならない。 それぞれの慣行には元々の意味があったのだろうが、全く非合理的で、利用者目線になっていない。ジャケット着用というのは元々身だしなみを整えようというはずなのに、合わない格好に無理やりジャケットを着るのですごく垢抜けないし、ジーンズでまとめた方がよっぽどきれいに見えたりする。日本には、トヨタのカイゼンみたいに無駄を減らす文化もあるはずなのに、その目線が生活の改善には向かっていない。そもそもマナーの感覚に任せるところをルールにするから歪になる。運営会社内の論理とか、前例踏襲とかで、変な慣行がそのままになり、利用者は置いていかれる。利用者は、そのおかしさに気づいていないことも多いし、気づいても「そういうものだから」と思っている。 日本ではゴルフが企業社会の一部だったせいか、会社とか学校とか日本のいろんな場所の理不尽の縮図がここにあるんじゃないかと思う。土曜の朝早く起きてゴルフ場に向かう電車でこんな長文を書きたくなるほど、アホらしいと思っている。 ▲
by TuscanyCafe
| 2018-05-19 06:35
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そう言えばこの間ヨーロッパで現地の人と飯を食いながら話していて、話題に出た日本のブランドはシマノやアシックス。
特定の分野で世界に浸透している日本のブランドは案外多くて、それが日本での認知度と必ずしも比例しないのが面白い。シマノは前から感じていたけど、アシックスも浸透してたのね。共通するのは性能や品質への信頼性だろう。日本が得意なのは、革新性よりも職人技なのだろう。
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| 2017-09-02 14:31
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メジャーな日本のバンドのイントロのギターがラジオから流れてきて、結構いいなと思ったら、勇気づけるようなバイオリンが被さってきて台無しになった。音楽にしろなんにしろ日本で売れているものは甘ったるいのが多くて、それでもマイナーなものにはいいものも沢山ある。
だからこれは創る人の問題ではなく、多分聴く人の問題でもなくて、売り出す組織の問題なのかなと思う。その組織の中の空気とか仕組みとか。音楽に限らず、いろんなもの。 アマゾンプライムでソラニンという映画を観た。ああいう音楽も映画も好きだ。てことは売れてるものにもいいものはあるわけだけども。 ▲
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| 2017-08-28 16:41
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出張という旅のキロク+α。
飛行機が離陸してまもなく、日本人のアテンダントさんから「生意気なことを言ってもよろしいですか?」と聞かれたので、軽く身構えながらも「はい、どうぞ」と答えたら、「目を見て話してくださるので励みになります」と。面白いこと言いますね、と声を出して笑った。確かにそんなもんかもしれないと思いつつ、それ以降そのCAさんと話す時は自分の視線を意識してしまい、変な感じだった。 機内では沢山映画を見た。良かった順番に、Growing Smith、this beautiful fantastic、Gifted、光、Paris Can Waitの5本。邦題は、2番目がマイ・ビューティフル・ガーデン、5番目がボンジュール、アン。相変わらず邦題のセンスはダサいと思う。特に後者は原題を変える意味がわからない。でも5本見て全部良かったのは高打率だな。 日本に着いて日本人に囲まれ、皆せっかちなのか、せこいのか、すぐに押してきたり密着してくるので、がっかりした。海外の方が整然とは並ばないかもしれないけど、もう少し皆気持ちに余裕があると思う。でもそれに反応してしまう自分も同類なので、人のことは言えない。周りに影響を受けず、いつも悠然としていられらようになりたい。そういう人は尊敬するし憧れる。実はこのことは自分にとっては最重要のテーマかもしれない。 ヨーロッパに行くと、残念ながらまだまだ日本人は子供だなぁと思ってしまう。英語が得意じゃないとかいう問題じゃなく、他人に対する態度とか、余裕のある立ち振る舞いとか、シンプルだけど垢抜けた服装とか。日本人の方が優れている部分もあるとは思うけど・・。 この間ヨーロッパ映画の封切り初日にたまたま劇場に行ったら、映画の後にトークショーがあった。その国に造詣が深い日本人女性と配給会社の女性との対談だったけど、前者の方がきりっとしながらも温かさを感じさせる人だったのに対し、後者の方の発する言葉がとても安く薄っぺらだったのが、対照的だった。残念ながら日本のメインストリームのメディアだけに触れていると、後者になってしまうのかもしれない。 ▲
by TuscanyCafe
| 2017-08-27 22:30
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今日ライブに行く前、急いでいたので長いエスカレーターの右側を歩いていた。子供を右側に立たせていた人がいたので、すみませんと声をかけて通らせてもらおうとした。聞こえないのか反応がなかったので、すみません、右側歩いていいですか、と再度声をかけたら、「エスカレーターを歩かないでください」と震えた声で返ってきた。そう言いながらも右側を空けてくれたので、通らせてもらったが。
正直めんどくさいなと思った。エスカレーターの片側を歩きたい人に空けておくのは日本の(&多くの国の)慣習だし、エスカレーターを歩くなというのは、デパートなどのお店側が万が一の怪我の責任負わないためのアリバイであまり意味は無いと思う。 でもそういう理屈云々よりも、人から何かを指摘されることを嫌って必要以上にディフェンシブになったり、自分の主義を押し通そうとしたり、そういう人が多いことに、正直疲れるなと思ってしまった。どうでもええやんと思う。 僕も納得できないことは割と口にするタイプなので、今日の彼は僕の同類なのかもしれないが、それでも面倒くさいなと思うのだった。こないだまでいた国の人達は、そもそもエスカレーターの片側を空けておくような気遣いの習慣がなく、それはそれでイラつくこともあったが、しょうがねえなあと思えた。日本に帰ってくると、そういうストレスはなくなるが、逆にこれはこうすべき、あれはこうしてはいけない、という不文律が沢山あって、それを忘れていると知らない人から怒鳴られたりするので、本当に面倒くさいなと思う。そう考えると、知らず知らず今日の彼の立場になったときに、面倒くせえなぁという態度を取らないよう気をつけないといけない。 日本はいろんなサービスや気配りが素晴らしいが、それとセットでくっついてくるストレスとか面倒くささもある。悪気がなければ殆どOKだった前の街が懐かしく思う。 ▲
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| 2016-12-23 23:20
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空港の待ち時間が長いので、本日2件目。
こっちにいるといつも思うのは、残念ながら男も女も、日本人より欧米人の方がずっとお洒落だということ。(例外はあるけど平均的には圧倒的に。) 欧米人が洋服を着てきた歴史が長いせいなのか、日本人のいろんなタブーのせいなのか、日本の統一性のない街並みと色使いのせいなのか、日本人が全体のバランスを考えずに「かわいい」に走ってしまうせいなのか。たぶんその全部なのだろうと思う。体の線を綺麗に出すこと、サイズの合った服を着ること、バランスの良い色使いをすることについて、完全に負けている。最近は、他のアジアの国の人達にも負けつつある気がする。 あ、でも冬服の場合はそこまで顕著に負けていないような気もする(多分夏ほどタブーに影響されないせいで)。それに日本の一部のお洒落な人は、感動的にお洒落だったりする。前に東京でサイ・トゥオンブリ展に行った時、他の人の格好よさに見とれてしまった。そういう意味では、日本は一部のお洒落な人(流行りとは別の流れの)と普通の人の格差も広がっているのかもしれない。 ▲
by TuscanyCafe
| 2016-10-16 17:06
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