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Killer P

映画Patti Cake$は、ストレートで良い映画だった。簡単に言えば、どうしようもない現実のなかで好きなものへの情熱を燃やす話。キャラクターの設定など、古典的とも言えるかもしれないが、それでも登場人物が皆いい味を出していた。改めて感じさせられたのはアメリカ社会の矛盾と貧困だけど、なによりやっぱり音楽映画はいい。このパターンも既視感満載かもしれないけど、最後のステージがとてもよかった。実際のところ、心無い言葉を浴びせる人も深い考えはなくやっているので、いいパフォーマンスを見せられると、あっさりとそれになびいたりするのはおそらく真実で、だからこそ強い気持ちで自分の信じることを続ける正しさを改めて感じさせてくれた。映画を見終わってから、PBNJ, PPBNJというフレーズが何度も流れている。
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by TuscanyCafe | 2018-05-05 08:48 | 観る読む聴く | Comments(0)

花咲くころ

そういえば、評判の良かった「花咲くころ」というジョージア(グルジア)映画を見たのだけど、良さがわからなかった。


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by TuscanyCafe | 2018-03-15 22:26 | 観る読む聴く | Comments(0)

it's what you do with every single second that counts

映画Cashback(邦題フローズン・タイム)を見た。映画の宣伝の写真やキャッチコピーは、全くこの映画を表していなくて、製作者は可哀想だと思う。宣伝の安っぽさとは無関係に、とてもいい映画だった。単にセンチメンタルさが僕の好みに合っていたのかもしないが。

この映画は時がテーマだと思う。時が早く過ぎるのも、ゆっくり流れるのも、自分の心の捉え方次第。でも時を巻き戻すことだけはできない。そして美しいことも、立ち止まってそれに気づかなければ、存在しないのと同じ。

それと、もう一つのテーマは女性の美なのかな。これもなんとなく分かる。性的な感情と地続きかどうかは分からないけど、ずっと見ていたい美しさを見知らぬ女性に見つけることは、少なからずある。僕が惹かれるのは、映画に出てくるのような曲線美ではなく、洗練や優美さや慈愛のような美であるが。

映画自体はエンタテイニングで、イギリスらしいお馬鹿なジョークも悪くなかった。主人公の不眠症も時を止める話もありえない話だけど、寓話としてうまい仕掛けだと思った。

登場人物では、シャロンはとても素敵な女性だと思ったし、逆に主人公がスージーのどこに惹かれたのか分からない。でも現実はそんなものかもしれない。理由もわからないままスージーに夢中になったり、シャロンの良さに気づかないまま通り過ぎることも少なくないだろう。僕も友達から、貴方は人を見る目がないと言われたしね。

とか言いながら、同じ映画を一日に2回も見てしまった。


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by TuscanyCafe | 2018-03-08 20:26 | 観る読む聴く | Comments(0)

ほどほどの映画

先月あたりからよく映画を見ている。今日は映画館で「勝手にふるえてろ」とアマゾンで「キングスマン」(一作目)を見た。

勝手にふるえてろは、チラシを見てもジャケ買いしたくはならなかったが、評判がよかったので試してみたら、やっぱりあまり好きではなかなった。うけ狙いの手数が多くて、日本の映画の悪いところが出てると思った。元々、こじらせた若者の映画は嫌いじゃなくて、もっと突き抜けたこじらせ方だとむしろかっこいいと思うのだけど、彼女のは日本の社会のめんどくささを引きずっている感じがして、好きになれなかった。いくつかくすっと笑えるシーンや好きな視点もないではなかったが。あと音楽のクオリティが低かったのも残念だ。安いJ-Popは映画には向かないと思う。

もっとイチ君が出てくれば面白かったかもしれない。と書いてから、結局人間的に魅力を感じる人物が出てるかどうかで印象が決まるのかもしれないと思った。片桐はいりは嫌いな役者ではないが、ああいう使い方はありきたりすぎて、もういいんじゃないかと思うし、他の人物描写も薄い感じがした。

キングスマンは評判がよいのは聞いていたので、二作目を見る前に一作目を見てみた。さすがによくできていると思ったし、面白かったけど、あのグロい死に方は好きになれなかったし、それで興醒めしてあまり没入できなかった。でもスカンジナビアの王女はいいなと思った。



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by TuscanyCafe | 2018-01-07 22:58 | 観る読む聴く | Comments(0)

映画二本

How to talk to girls at partiesを観に行ったら、満席で驚いた。あんなぶっ飛んだ話なのに、やっぱりエル・ファニング効果なのかな。エル・ファニングはよく見たらそんなに美形でもない気がするけど、いつもめっちゃかわいいのは、表情とか身のこなしとか、センスのなせる技なのかな。

この映画は賛否両論みたいだけど僕は好きだった。音楽も良かったし、エル・ファニングはかわいかったし、台詞とかも良かった。地味なところで、主人公の冴えない友達の最後のアドバイスが思いのほか良かったり。何よりあの時代のパンクな感じがとても好きだ。

大きな映画館だったから沢山映画をやってて、他の部屋でやってる映画がなかなかビミョーだった。若い人気女優使ってるだけの安そうな話。ああいう映画作ってる人って楽しいのかな。ポスターの問題かもしれないけど、たぶん中味も。

ついでに言うと、この間観たMiss Sloane(邦題 女神の見えざる手)は、めっちゃ面白かった。衝撃の強烈さで言うと、Whiplash(セッション)以来かも。ストーリーがすごく良くできてたし、彼女の生き方も気持ちよかった。彼女は空気を読まないわけじゃなく、読みに読んだうえで、でも空気に全く流されずに自分の手を打っていく。目的のためならなんでも。自分が守りに入ったり、空気に流されそうになったら、またあの映画を観るといいな。

それから、この映画で少しはアメリカ人が目を覚ましてくれることを願う。あれだけ銃の惨事を嘆きながら、なぜそれが投票行動につながらないのか、皆目理解できない。


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by TuscanyCafe | 2017-12-17 20:28 | 観る読む聴く | Comments(0)

たんたんとかんそう

ポリーナ、私を踊る、を観た。いくつかの感想。

主人公がアントワープでパートナーと練習するシーンでは魅せられたが、本番のシーンはそれほどではなかった。技量の問題? そもそもポリーナが地元でコンテンポラリーに魅せられるシーンも、その熱が全く伝わらず、違和感が残った。またジュリエット・ビノシュは魅力的だったが、踊りのシーンはプロのキレが感じられず、配役に無理があったかな。

ポリーナの転身は、堪え性がないだけのようにも見えるし、そのために親が犠牲にしたものも少しは考えろよと言いたくもなるが、自分の違和感に正直にあり続けたということなのだろう。それはそれで大事なことではある。

あと、いくら親が子供のために尽くしても、所詮子供にとって親はこの程度のものなんだろう。ポリーナが特別薄情だとは思わない。親は子供の幸せを願って頑張るわけだから、その幸せの形が分かりにくくても、受け入れるべきなんだろう。むしろなんの意欲もなく打算的な生活をされたときに悲しむべきなんだろう。だから、アントワープに父親が訪ねてきた時には、せめてもっとちゃんと説明して欲しかった。

ポリーナの生活が乱れるに従って美しさが衰えて行くのはリアルだった。


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by TuscanyCafe | 2017-11-02 21:56 | 観る読む聴く | Comments(0)

時は流れない

メッセージ(原題Arrival)というSF映画を観た。ネタバレになるので詳しくは書かないけど、結構深いことを言ってた気がする。その意味するとこをまた反芻してみよう。

Embrace every moment. おそらくそういうことなんだろうと思う。切ない映画だった。


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by TuscanyCafe | 2017-10-29 22:45 | 観る読む聴く | Comments(0)

うれてるもの

メジャーな日本のバンドのイントロのギターがラジオから流れてきて、結構いいなと思ったら、勇気づけるようなバイオリンが被さってきて台無しになった。音楽にしろなんにしろ日本で売れているものは甘ったるいのが多くて、それでもマイナーなものにはいいものも沢山ある。

だからこれは創る人の問題ではなく、多分聴く人の問題でもなくて、売り出す組織の問題なのかなと思う。その組織の中の空気とか仕組みとか。音楽に限らず、いろんなもの。

アマゾンプライムでソラニンという映画を観た。ああいう音楽も映画も好きだ。てことは売れてるものにもいいものはあるわけだけども。


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by TuscanyCafe | 2017-08-28 16:41 | 観る読む聴く | Comments(0)

旅ロク

出張という旅のキロク+α。

飛行機が離陸してまもなく、日本人のアテンダントさんから「生意気なことを言ってもよろしいですか?」と聞かれたので、軽く身構えながらも「はい、どうぞ」と答えたら、「目を見て話してくださるので励みになります」と。面白いこと言いますね、と声を出して笑った。確かにそんなもんかもしれないと思いつつ、それ以降そのCAさんと話す時は自分の視線を意識してしまい、変な感じだった。

機内では沢山映画を見た。良かった順番に、Growing Smith、this beautiful fantastic、Gifted、光、Paris Can Waitの5本。邦題は、2番目がマイ・ビューティフル・ガーデン、5番目がボンジュール、アン。相変わらず邦題のセンスはダサいと思う。特に後者は原題を変える意味がわからない。でも5本見て全部良かったのは高打率だな。

日本に着いて日本人に囲まれ、皆せっかちなのか、せこいのか、すぐに押してきたり密着してくるので、がっかりした。海外の方が整然とは並ばないかもしれないけど、もう少し皆気持ちに余裕があると思う。でもそれに反応してしまう自分も同類なので、人のことは言えない。周りに影響を受けず、いつも悠然としていられらようになりたい。そういう人は尊敬するし憧れる。実はこのことは自分にとっては最重要のテーマかもしれない。

ヨーロッパに行くと、残念ながらまだまだ日本人は子供だなぁと思ってしまう。英語が得意じゃないとかいう問題じゃなく、他人に対する態度とか、余裕のある立ち振る舞いとか、シンプルだけど垢抜けた服装とか。日本人の方が優れている部分もあるとは思うけど・・。

この間ヨーロッパ映画の封切り初日にたまたま劇場に行ったら、映画の後にトークショーがあった。その国に造詣が深い日本人女性と配給会社の女性との対談だったけど、前者の方がきりっとしながらも温かさを感じさせる人だったのに対し、後者の方の発する言葉がとても安く薄っぺらだったのが、対照的だった。残念ながら日本のメインストリームのメディアだけに触れていると、後者になってしまうのかもしれない。


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by TuscanyCafe | 2017-08-27 22:30 | 旅に出る | Comments(0)

20CW

映画 20th Century Womenが、すごくよかった。登場人物(特に女性達)が魅力的だったのもあるけど、アメリカの70年代後半という設定でも、40年後の日本よりもずっと開けてているのが羨ましく感じた。進んでいる、というより、開けていてストレート、という文化の問題なんだろうと思う。

例えばこの映画の台詞をそのままに舞台を日本に移したら、すごく嘘くさくなる。それはああいう会話や行動をを日本人同士では絶対にしないから。問題にならないように発言し、意に沿わなくても我慢する美徳。だからストレスが溜まって爆発する人が沢山いるし、表面だけ幸せで不幸な人が沢山いる。嘘っぽい歌詞のポップソングがメインストリームで流行る。

あぁちょっと言いすぎか。ここまで思ってしまうのは、ストレスが溜まってるんだな。アネット・ベニングは、久しぶりに見た気がする。もしかしたらアメリカン・ビューティ以来かもしれない。歳はとったが、魅力的な人だと思う。勿論エル・ファニングも。


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by TuscanyCafe | 2017-07-19 17:12 | 観る読む聴く | Comments(0)